>>33
『後輩の彼女』
その言葉でびくりと身体が硬直する。
(うそ、まさか冬弥君の先輩だったの…そういえば、サークル棟の廊下で話しているのを見たことがある)

「あの、それだけで、いいんですか?」
すがるような目で下から本庄を見上げる。
あまりのことでパニックになっていたためか、涙がわずかに浮かび、もともと大きい割に幸薄そうな瞳がますます男の嗜虐心をそそるような風情を醸し出す。
部屋の入り口に置いてあるキャリーを手に取ると、コートを脱いでサイドテーブルにおく。
ゲームキャラも書くやと思うようなボディラインを見せながら、本庄にひと声かける。
「あのバスルームお借りしますね」
そう言って、部屋からドアの間にあるバスルームへと足を運んだ。
【了解です。ちょっと仕事で残業が読めないので、他の利用者がいらっしゃるまでは此方で置きスレと凍結を交えながら進めていただければと思います】