(しばらくして、倒れた騎士たちはメイドたちにどこかへと連れられて行く)
(そのメイドの面々は皆、一様に怪しげな目つきをしていた)

(そしてアリル自身も新人メイドのマーガレットとメイド長の二人に介抱…のようなことをされていた)
(何かの毒を含んだ色のドギツイ毒草の花冠を被せられ)
(さらに身体を撫でられ、特に敏感な胸や股間をも…)

……んん…!?くっ……
(そしてようやく目覚める。そこにはメイド長と、最近、王宮に召し抱えられた)
(新人メイドのマーガレットの姿が。察しが悪いものなら単に介抱していたのだろうと)
(思うところであったが)

メイド長……それにお前は最近入ってきた…マーガレットと言ったな?
これはどういうつもりだ…?
(身体に力が入らないが、女王としての精神力で何とか流されずに当たる)
(しかし今は勇者として名を馳せたアリルとて、武力で彼女たちをどうにか出来る状態ではないが…)