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(数十人の花嫁に囲まれた悪魔。なんとも違和感のある組み合わせだろうか)
(無機質な瞳で、けれども悪魔に寄り添い慕う姿は見るに耐えかねる。一見すれば幸せそうな表情も)
(全ては悪魔の手により作られた幻だ。一刻も早く倒さなければならない)
(奥に逃げた神父も恐らくは悪魔の一人だろう。攫われた女性を追いかけたくてもまずは目の前の敵をなんとかするのが先決。短剣を携え相対するが…)
(訳の分からない事を言いながら、ケーキカットをする時に使うナイフをまるで武器の様にして携えながら、近づく相手に対し)

アホ言わんといて!私はシャインエンジェル!あんたのような人に仇名す悪魔を討滅するのが私の使命や!
人が老いてしまうのなんて、自然の摂理や!それを強引に捻じ曲げて、自分の思い通りにするなんて…
絶対間違えてる!それを…永遠に変わらん事が必ずしも幸福なんていうのはあんたの一方的な願望やんか…!
(リーチの違うエモノ同士で圧倒的に不利な展開。しかし身体能力はナオの方が上であり、しかも相手は此方を傷つけまいとする)
(いわゆる手加減をしている様子。そこに生じた油断を突こうとするのが)

あうっ……!くうっ、邪魔、せんといて…!私はお姉さん等を助けたいんや…!
それなのにどうしてこんな奴を護るんや…あうっ!?く、ううぅ…あかん、手がだされへん…
私には一気にお姉さんたちをどうにかする術はないし…どうすればいいんや……!
(目の前の悪魔だけでなく、要所要所でナオの邪魔をせんと次々に動く女性達。そして悪魔の剣は鎧を、レオタードを割いていく。状況は刻一刻と悪化していく。)
(これ以上悪化すれば最悪の事態を招きかねない。そう判断したナオは体制を低くして一気に悪魔の懐へ入り込まんとするが…)