くっ……迂闊だった……
(これまで教師のフリをしていた魔族に突然襲われることになってしまったミライ)
(そう……その刃を友人に向けさすまいとミライは必死に抵抗したのだった)
(しかし、誰も傷付けずに戦うのは無理があった……)

ぐあっ!!
(強烈な一撃を見舞われ仰向けに倒れるミライ)
(すかさず魔物がのしかかってくる)
一体何をしようと……っ!!
(そして、魔物はミライに斬りかかってくる)
(そのまま肉体を裂かれてしまうのか……そう思ったのとは裏腹に、切られたのは衣装のみであった)
な、何を……
(すると、魔物は何やら魔方陣の描かれた紙を広げ、それをミライの露出したお腹に押し当てる)
!?うあああああっ!!!!
(直後に下腹部に襲い掛かる激しい熱……焼けた鉄を押し付けられたような衝撃がミライを襲う)
あああああああっ!!!!うわああああっ!!!
(このまま焼き殺されてしまうのか……だが、またしてもそれは杞憂に終わった)
っ……あ……
(紙が剥がされ、その熱も収まった)
(しかし、その紋様はミライのおへその下にはっきりと印字されている……)
一体……これは……はぁ……はぁ……
(むず痒さのような疼きを感じるのに時間は少なかった)

【よろしくお願いいたします】