「ミルキィ先輩……!!」

炎の中から現れたファイアー・ドレイクは怒りに燃えた瞳で敵を睨みつけ、雑魚を一瞬で焼き払う
敵の幹部は新たに現れたヒーローを前に不意を突かれた結果に、ヒーローの出現を知らせる為に撤退を選んだようだ
敵が闇の中に消えていくのを睨んだまま、一歩も動くことなくミルキィを自分の背に隠す
怒りに任せての変身であったせいか、敵幹部にはかなりの強敵に見えたことだろう

「先輩…間に合ってよかった」
「敵は逃げちゃいましたけど…街の人もみんな無事です。先輩のおかげです。」

倒れたミルキィをぎゅっと抱きしめ、そのままお姫様抱っこをするとその場から素早く移動を開始する
怪我をした先輩を連れて戻らなければと、急いでその場から離れ、拠点へ続く道を急ぐ

「…先輩に何もなくてよかったです」
「…先輩に何かあったら、オレ、悲しいです」
「だから次からは、オレに先輩のサポートをさせてもらえませんか?」
「まだ子供かもしれないけど、オレは先輩を守りたいんです…!!」

移動途中のビルの屋上で一度止まると、抱いたままのミルキィの顔をじっと見つめ

「オレ、先輩のこと大好きだって気持ちは本当です」

そういってそっと唇を重ねようとしている
それはとてもたどたどしく、どうみても下手なキスではあるものの
必死に自分の想いを伝えようとしているようで


【この辺りで凍結って可能でしょうか?】
【まだ、全然えっちな雰囲気にすらいってないですが…】
【次に来ることができるのは、土曜日になるのですが、いかがでしょうか?】