>>97
〈美奈サイド〉
……それは貴方たちが…………。
貴方たちの言うこと聞いたら、生徒手帳本当に返してくれるのですか?
(俯き勇気を出して絞り出した声は聞き取るのがやっとと言うほど小さく、尚且恐怖に震えていて)
(痴漢たちに囲まれて身体は緊張でガチガチに固くなり、痴漢の声が意味するところを察すれば、脚も肩も小刻みに震えてしまっていた)
(ちらりと上目遣いに辺りを見回しても、自分を囲む男性たちのどこまでが痴漢かわからないばかりか)
(前回は突然なことと恐怖と快楽で痴漢が同じ人物なのか、それとも違うのかすら美奈には分からなかった)
彩良には……一緒に居た友達には酷いことしないで……お願い。
(再び視線を下ろす直前、彩良の背中が消えた先を見て小さな声で、もしかしたら同じ目にあうかもしれない親友を心配して手を出さないように懇願する)
(『もしこの前みたいされたは私……、彩良には悪いけど先輩もいるのに…………。
  でも…………、でも…………先輩より…………』)
(彩良のことを心配しながらも、欲望に満ちた痴漢たちの視線を女性らしい曲線を描く身体に浴びれば)
(今まで何度もそうした視線を受け敏感になっていたことと、前回の辱めの記憶が結びつき)
(嫌悪と戸惑いを抱きつつも身体はほんのりと火照り始めてしまっていた)

あっ、嫌っ、バッグ返して……。えっ!! ブラとショーツを…………。
…………はい、分かりました。
(気がそれていた所で、急にスクールバックを奪われそうになり力を込めるが抑えられるはずもなく)
(男性の力に簡単に奪われて涙目になっていると、新たな信じ難い指示に切れ長の目を驚きに丸くして)
(両手で胸を隠すような仕草をするが断れるはずもなく、涙を目尻から零しながら従う返事をしてから)
(セーラー服の背中側に腕を入れ、男性から見たら器用に手を動かしてブラジャーのホックを外して)
(腕を抜き前側に差し入れるとブラジャーを上にずらして、彩良より大きな緊張で僅かに汗ばむ乳房をセーラー服の中に晒し)
(次に微かに震える手をスカートをたくし上げ中に入れると、コットン生地でフリルで彩られたショーツに手を掛けゆっくりと引き下ろす)
ヒャッ!! ……は、はい、わかりましたら……変なことしないでください。
(ショーツを脱ぐために突き出したお尻と太腿を指でなぞられ愛撫されれば、全く想定していなかったこともありビクッと大きく身体を震わせて)
(小さな声でお尻と腿を弄らないように愛玩するが手が止まるはずもなく、逆に急かされ急いでショーツを一気に下ろしていく)
恥ずかしい……から返して……。
(脱いだ隙きを突かれて、まだ温もりと夕方まで身につけいたせいで僅かに割れ目部分が汚れ湿ったショーツを奪われ)
(完全に涙を流し、手を伸ばし取り戻そうとするがそれも叶わず、正面のあまり品の良くない男性にセーラー服の上から胸を鷲掴みにされれば)
(慌てて身体を捻り逃げようとするものの、周りすべてが痴漢ではそれすらままならず)
嫌っ……ん……こんなの嘘……んぅ……嫌、嫌っ……ん、んん……。
(言葉では否定するものの、乳房を掌全体で包まれ愛撫され、指先で乳輪と乳首を的確に探り当てられて)
(乳輪を巻くように指を滑らされて、少し勃ち始めた乳首を摘まれ弾かれ潰すように弄られれば)
(先輩が乳房を揉み込むのより強い快楽が身体を支配して、拒否する声に甘い響きが混じり始める)
(それにつれ身体もピクリピクリと震えながらも、肌が火照り明確に熱を帯びるのを痴漢の手に伝えてしまう)
(何度も尻肉と乳房、太腿へと愛撫を受け続ければ、身体はより熱く火照りだし薄っすらと汗を帯び)
(痴漢たちの指や手に吸い付くようで滑らかな手触りなり、美奈自身へのより強い快楽がフィードバックされていく)