>>106
〈彩良サイド〉
ンァッ……ハァァ……ン、ン……駄目ぇ……ァハッ……そんなにされたら……ハッ、ハッ……わたし……。
(アイマスクをされ焦れて身体を捻る姿が、痴漢たちの劣情をより強く刺激していることに気づく余裕は全くなく)
(本能の赴くまま僅かな刺激を求めていると、突然に乳房を包み込まれて揉まれ乳首を転がされて刺激されれば)
(求めて刺激と違っても身体は悦びに打ち震え、意識は白く飛びかける)
(尻肉も揉み込むようにされればじれったい快楽でも、秘所は次の刺激を引くついてぬるりと滑る愛液を溢れさせ)
(そこに触れた痴漢の指をトロリとした粘液で汚してしまう)
ハッ……ハゥッ……ン……いじわる……アハッ……しないで……ンクゥ……おねがい。
(ローターを短く持って乳首に連続して当てられたり、また元に戻されて突き出すように命令され)
(不意に強い刺激をクリトリスに受ければ、身体は跳ねて愛液に濡れた太腿を擦り合わせる姿は男を誘う淫靡なダンスそのもので)
(さらに蕩けるような甘い声音と甘く香る少女の体臭が、男性の欲望を無意識により滾らせてしまっていた)

えっ!? ……あっ……ダメぇ……ン、ハッ……。
(突然手首を縛っていたリボンタイが外されて、そのままアイマスクに手を掛けようと思ったとき)
(手を抑えられ視界をアイマスクに奪われたまま引き摺られると、惑乱して不安な声を上げるが)
(電車のシートに座らされると再び腕を持ち上げられ、頭の後ろで再び手首が拘束され)
(別の手がショーツに掛かり引っ張り下ろされると、秘所からクロッチ部分に透明な愛液が糸を引いて)
(剥ぎ取られたショーツは右の膝に残されたまま、もう一つの手が伸びてきてM字開脚の状態で固定されてしまう)
(激しい羞恥を感じながらも、マゾに躾けられた彩良は妖しい期待も同時に抱いて)
(肌に男性たちの淫らな欲望を感じてより熱く身体を火照らせてしまう)

ヒャッ……また……ンァッ……そんなのぬられたら……ン、アッ……わたし……ァハッ……わたし……ンンッ……またへんになっちゃう!!
(割れ目に触れた指の冷っとする温度とヌルっと滑る柔らかさが、彩良に説明がなされなくても意味は理解できて)
(小さな子供のように頭を左右に嫌々と振るが、瞳にははっきりと期待に満ちた色が宿っていて)
(皮膚の薄いクリトリスや陰唇に塗られた催淫クリームはすぐに吸収され、より熱く蕩けるような快楽を伴って彩良を襲ってきて)
(両側からM字開脚状態で抑えつけられてはいても、ピクピクと身体が弾み陰唇はヒクヒクと息づいてはしたなく新たな愛液を溢れさせて)
(乳首にもたっぷりとクリームを塗り込まれれば、そちらもすぐに効果を発揮して胸が張るような感覚を覚えて無意識に乳房を突き出してしまっていた)
(「あぁっ、からだがあつい……。きもちいいの……ほしいの。
  でも、おねだりしちゃ…………だめ。ごしゅじんさまから……ごほうび……もらえなくなっちゃう」)
(本当は我慢の限界をすぐそこまで来ていたものの、ご主人様からのご褒美への期待がギリギリのところで彩良を押し留めていたが)
あっ……ンヒャ……ダメぇ……アハッ……ハッ、ハァ……きもちいい……ンァッ……ァンッ!!
(ブラウスを剥ぎ取られて頭の後ろで拘束されている場所まで捲られ、ブラジャーも同じように纏められると)
(無防備に裸身を晒し目隠しをさらた彩良の肌の上を、痴漢たちの舌が脇腹や腋、乳房の横の部分を舐められれば)
(アイマスクでどこに刺激が来るか分からない分だけ刺激は強くなり、身体を捻りながらも甘く蕩ける声を上げながら)
(それでもギリギリの所でお強請りを我慢していたが、陰唇から溢れた愛液はシートを濡らし)
(乳首はツンと勃って身体を動かす度に誘っているように乳房とともに揺れて、それでも決定的な快楽は与えられなくて)
(焦らされながら崩れ落ちそうな精神をギリギリのところで堪えていた)