>>108
〈美奈サイド〉
「あっ……はっ……嫌っ……んん……はぁ、はぁ……」
(催淫クリームの効果が行き渡り体中が火照っていて、何をされても快楽を覚える状態まで追い込まれた上に)
(クリームと共に快楽を刷り込むように乳首を扱かれれば、嫌と否定する声も力を失い)
(背筋を反らし胸を突き出すようにして、指の一動き毎に底なし沼のような快楽の虜へと堕ちつつあった)

「気持ちよくなんて……ん、ん……なってないです。
 ……んはぁ……そんなこと……ぁぁん……してないです」
(耳元に掛かる生暖かな吐息を彩良のように快感には感じず、どちらかと言えば嫌悪を感じながらも)
(乳首を人差し指と親指の腹で転がすように扱かれ、もう片方の手に持ったバイブの枝分かれした部分にクリトリスを揺さぶられて)
(肉棒を模した部分で膣内を掻き回されれば、否定したくてもし切れずに甘い吐息が漏れるものの)
(僅かに残った理性で痴漢行為に感じていないことと、痴漢されていることを想像してのオナニーも何とか否定する)
(美奈の返答を受けて乳首への刺激とバイブの振動が一気に弱められ止まってしまえば)
「嫌っ……止めないでください……はぁ……嘘を吐いてごめんなんさい。
 痴漢されて嫌な筈なのに……気持ちいいです。
 ち、痴漢されるの……ん……そうぞうして……はぁ……ひとりエッチ……んぁ……してました。
 お願いします……はっ、はっ……もっと気持ちよくしてください……んぁ、ぁん、んんっ……」
(相手の策に乗ってはいけないと理性では分かっていても、刺激を止められれば催淫クリームで限界まで昂らされた身体を抑える術はなく)
(より根源的な刺激に導かれるままに快楽を求めてしまって、再びバイブが蠢き膣を掻き回し)
(クリトリスを揺さぶり、乳首への刺激が戻ってくれば悦びに満ちた笑みと快楽に蕩けた瞳をカメラに向けて撮影されてしまう)

「ん、くぅ……はい……はぁ、はっ……イキそうです。
 はい……ん……わかりましたから……イカせて……んくぅ……イカせてください。
 あっ、あぁっ……んぁ……ん、んんっ……イク……イッちゃいます……んん、んんんっ、んっ、ん〜」
(一度快楽を認めてしまえば、相手の掌の上で踊るしか選択肢はなくなって)
(自分を痴漢する男性の求めに応じて絶頂の宣言をして、激しく蠢くバイブに導かれて身体を痙攣させながら絶頂へと達する)

「んはっ、はっ、はぁ、はぁ……えっ!? う……そ……なんで……。
 彩良ちゃんには酷いこと……はぁ……しないでって……はっ……お願いしたのに……」
(最初は絶頂の余韻に蕩けた瞳の焦点は結んでおらず、頼りなげに空間を漂っていたが)
(囲みの一部が解けた視線の先には、アイマスクをされていても小さい頃からずっと一緒で)
(学校は違っても今も一番大事な親友のあまりな姿を認識すれば、絶頂の余韻もすぐに醒めて)
(お願いが裏切られた悲しみと怒り、自責の念に切れ長の目からは大粒の涙がポロポロと零れ落ちる)

「えっ? なにを…………。
 私が彩良に…………」
(抱きかかえられて男性の力に抗うこともできず、彩良の前に連れて来られて四つん這いの状況にされれば)
(目の前にはヒクヒクと蠢きながら陰唇から愛液を流す彩良の女性器が目に入り、その内側の奇麗な桃色と)
(淫靡な光景になぜが急速に動悸が激しくなるのを感じて、視線を逸らすことも出来ずに魅入ってしまう)
(『彩良の中すごい。すごく指を締め付けて来て別の生き物みたいに脈打っている』)
(手を取られ人差し指と中指を無理矢理に彩良の膣内に挿入させられて、手首を回すようにされると)
(女性を犯す事になれた痴漢にすら名器と認識されている彩良の膣は、襞が美奈の指に絡みつき絞り上げるように締め付けて来て)
(自慰の経験があり自分の膣内の動きとは全くことなる彩良の膣内の動きに、しばし魅入られたように固まってしまっていた)
「ごめんね彩良。でも……もっと酷い目に遭わないためだから……」
(耳穴をしゃぶられ嬌声を上げる彩良に、痴漢の指示を迷った末に受け入れ謝る美奈の声は口籠るような小ささで彩良に聞こえる筈もなく)
(指で陰唇を広げて零れ落ちる愛液を舐め取ってから、丁寧に小陰唇を舐めて溢れてくる愛液を啜っていく)