>>139-140

はい、置いておきます。
はゥッ……。
(水沢先生の指示に疑いもなく、彩良が手伝いをしたことを羨む声も上がっていたが)
(微かな苦笑を浮かべ、先生の後ろを通り抜けようとしたときに不意に先生の手がお尻に触れて)
(ほぼ想定していなかったこともあるが、ローターで敏感な身体に快楽の焔が燻り始めていれば)
(水沢にさえ微かに聞こえる程度であったが、嬌声を抑えきることが出来ず漏れてしまっていた)

廊下で先生に頼まれて手伝っただけだから、単なる偶然だよ。
(教壇から自分の席へ戻る途中、「彩良ちゃん良いな」とか「彩良ちゃん狡い」とか声を掛けられれば)
(痴漢から命令されて挿れていたローターが電車の中で動いて、感じてショーツが濡れておトイレで後始末していた帰りなどと口が裂けても言えるはずもなく)
(何も知らない生徒からは、はにかんだようにも見えるほんのりと頬を上気させ、微笑みを湛えたように表情で答えて席に戻る)
(席に着いた途端「フーッ」と深く吐息してから、何事もないように必死で装い教科書とノートを出しいつものように授業を受け始めた)

……ッ……ん……。
(授業が始まり、水沢先生に憧れの視線を向ける生徒や真面目に聞こうとする生徒の中で)
(努力をあまりしなくても成績優秀な彩良は、いつものように授業に大してあまり熱心な姿勢では無いとは云え)
(絶頂を許されないまま燻らされた状態が続いていれば、いつも以上に授業に対して心ここにあらずであって)
(授業が始まり数分もしないうちにローターが膣内で蠢きだせば、驚きに身体をピクリと震わせ身体に不自然な力を込め)
(教科書を見つめたまま甘い吐息が僅かに漏れたのみで、唇をギュッと塞ぎ何とか快感に堪えることに成功する)

(授業が進みローターが止まれば、一息付けて安堵の表情を浮かべて)
(他の生徒が当てられ前に出て和訳の文章を書くのに視線を移せば、その先にいつもにやにやと薄笑いを浮かべて自分を見る小太りの教師を見つけて)
(視線が合えばキッと眉を釣り上げて睨みつけるが、その瞬間膣内のローターが授業が始まってからは一番強く動き出して)
……ン……ッ……ン……。
(「やっぱりあいつ……痴漢の仲間で……アソコ……揺すぶられて……気持ち良くて……切ない……の」)
(絶好のタイミングでローターが動き出せば、本来の聡明な彩良なら本物の犯人の姦計に気づいたかもしれないが)
(痴漢たちの虜に堕ち、快楽に屈した状態では冷静な判断が出来る筈もなく)
(ローターが生み出す甘やかな快楽に睨みつけ続けることもできなくなり、俯き声を抑え教科書をギュッと握り耐えるのが精一杯で)
(身体の中で快楽が弾け、よく見れば身体が小刻みに震えている状態になっていて)
(「悔しいけど……焦らさないで……イカせて。もしイカす気ないなら止めてよ」)
(周りにクラスメイトがいなければ、声を上げてしまいそうなほど昂っていたが、ギリギリの所で堪えていた)

えっ!? あっ……はい。
(与えられる快楽に堪えるこに精一杯なのと、犯人と思しき教師の存在に注意を引かれていれば授業に集中するどころではなく)
(自分が名指しされ問題を解くように言われると、いつもより明らかに反応が遅れて)
(ローターがいつの間にか止まっていることに気づき安心して、頬を上気したまま立ち上がって)
(もう一度チラリと視線を廊下へと向ければ、まだ小太りの教師の姿は見えなくなっていて)
(ホッと一息ついてから教壇に上がりチョークを握り、黒板に和訳を一文字書き始めようとしたところでローターが動き出せば)
(ピクリと一度だけ小さく体を震わせ、声が漏れるのを堪えて友人たちから「どうしたらそんなに綺麗に書けるの?」とまで羨まれる美しい文字を)
(数字書き続ければ、ローターの動きが急に強まり、チョークをギュッと握りしめて動きが止まる)
ン……ィやだ……クゥッ……。
(誰にも聞こえない程度の音量で呟き、チラリと視線を廊下にもう一度走らせば太った教師はおらず)
(ローターのリモコンの電波は何mくらい届くのだろうかと思いつつ、激しく膣を揺さぶり快感を生み出すローターに耐えかねて)
(右手の親指をした唇に当て爪の先を噛むようにして襲い来る快楽に堪えて)
(黒板に視線を戻し答えの続きを書こうと試みるものの、ローターの動きはさらに強まり)
(クラスメイトの目があることも、教壇に立っていることも考える余裕もなく膝を付け内股になり腿に力を込めて)
(押し寄せる絶頂への予感にキュッと目を閉じ、身体を小刻みに震わせながらギリギリの所で堪えてた)