>>86
えっ……ングッ……ン、ンン、ンッ…………。
(身体を捩ることで何とか痴漢の手から逃れようとしていると、二本目の手が口に当たった瞬間に驚きの声を漏らすが)
(すぐに塞がれてあとはくぐもった音にしかならず、さらに胸に手が伸びてくれば切れ長の目を大きく見開き)
(頭を振り身体を捻じり抵抗しようと試みるが、すでに押さえつけられて頭を振ることさえままならず)
(お尻を触れていたスカートの中の手が股の間から前に進もうとしたのを、両脚を閉じ腿を合わせることで拒もうとするがそれも出来ずにいた)
(それだけではなく、更にもう一本の手が伸びてきてスカートの中へと入り、ショーツを前から触れてこようとする手を)
(ポールから右手を離し抑え込みに行けば、それを待っていたかのように手を絡め取られしまう)
(『周り皆痴漢なの? 怖い。彩良ちゃん助けて……』)
(緊張と恐怖は美奈の身体をより固くさせ、完全に拘束されてしまえば痴漢行為に耐え終わるのを待つしか無くなってしまっていた)

ンゥ……クゥ……ンンッ……ゃ……ぃ……ン……ン……。
(スカートの中の二本の手がお尻の肉を好き勝手に揉み込んだり、割れ目に沿って撫でるように上下に動いたり)
(少し痛みを感じる程度に強く乳房を揉まれたあとに、擽るように乳首を摘み擦られても)
(強い嫌悪感と犯罪者に屈しないという意志で快楽を遠ざけて、見た目に反して性的に無垢だった彩良とは異なり)
(一方的に性欲をぶつけられるような経験でもある分だけ最初は堪えていたが、性感を昂ぶらさせられるような愛撫に少しずつ身体は花開いて)
ンゥ……ンンッ……ゃ……ンゥン……ンァ……。
(『なに……なんなのこれ……嫌なのに……先輩のとは全然違う……。
  擽ったいような……でも、身体の底から疼くような……』)
(表情は嫌悪にまだ辛そうに堪えていながらも、抑えられた口から漏れる声には苦悶だけではなく)
(痴漢たちが愛撫を続けているうちに僅かに甘い響きが混ざり始めて、手練の痴漢たちには少女の未来が他の二人と同じ道を辿ることを感じさせる)
ン! ンンッ!! ……だ……ンッ……めぇ……ン、ンァ……ハァ……ン、ンッ。
(セーラー服をたくし上げられ、リボンだけが淡いピンクの刺繍をされた純白のコットン生地のブラジャーを晒され剥かれれば)
(彩良よりは明らかに大きい乳房が零れ出て、柔らかな乳房を揉まれ乳首を執拗に弄られ弾き転がされれば)
(彩良より少し濃い目の乳輪と乳首は充血して更に濃い茶色味を帯びた桃色へと変わり、プックリと乳輪が盛り上がり、乳首は硬さを帯びて膨らみ始める)
(途切れた拒否の声が、美奈が確実に追い込まれつつあることを痴漢たちに伝えて、声には完全に甘い響きが帯びてしまっていた)
(それでもショーツの割れ目部分には熱が籠もった湿気以外は無く、ギリギリの状態で堪えてはいた)
ンハァ……ハッ……ハァ……。
(『終わった…………の?』)
(目には涙が浮かび、頬は上気を始めていてもうひと押しで快楽に目覚めそうになっていた時)
(痴漢の手の動きが全て止まり、一番甘い痺れを生み出し始めていた割れ目とクリトリスを撫でていた指が離れれば)
(安堵の気持ちとほんの僅か満たされぬ感覚の中で、全ての手が離れる瞬間を待っていると)
ンァッ!! ンッ、ンンゥ!! ン……ンァ……ンゥ……。
(再び指が戻ってきただけでなく、指がショーツの中に入ると全力で抵抗するが振り解ける筈もなく)
(催淫クリームがたっぷりとヒヤッとした感覚に身体を震わせながら、割れ目の入り口とクリトリスに塗りつけられて)
(今までより緩く的をわざと外した愛撫が続けられて、しばらくしていると)
(『何……さっきのヒヤッとした何かは何? 塗られた所が熱い。
  あそこだけが別の生き物みたいにヒクヒクしてる』)
(催淫効果が現れ始めると、頭を振り押し寄せ始める快楽に抗おうとするが)
(乳房は張りを増し、乳首は明らかに勃起を始め、クリトリスは完全に膨らみ先端が包皮から顔を見せて)
(痴漢の指がヒクヒクと蠢く割れ目を左右に開けばトロトロの蜜が溢れて、中に指を入れれば指先に膣内の熱と蜜が絡みついてくる)
ンァッ……ァァッ……ンゥ、ンンゥ!!
(美奈の身体は飛び跳ねるように揺れ、発情をした身体からは彩良より成熟した雌の匂いが香りだしていたが)
(瞳にはまだ微かながらはっきりと抵抗の意思が宿り、蕩け始めた身体とで勝ちのない戦いを始まり)
(痴漢たちの指が動く度に身体は昂り、女性として雌としての悦びを掘り起こされていった)