>>210>>211>>212


(ビルはさして大きくはなく、いくつかの企業が入った雑居ビルのようだ)
(業態は様々、これなら他の階と間違えた、という言い訳を携えて侵入できるかも知れない)
(もっとも今はあまり逸って動かぬ方がいいだろう)
(彼女の情報を集めよう……)

この階は……
(自分も名前くらいは聞いたことのある生命保険会社が入っているようだ)
(この辺りは地価も高い)
(書類仕事の営業職ならこういったビルは珍しくないだろう)
(つまり、彼女はいわゆる生保レディというもののようだ)
(ならばまだこの時間は本来営業の範囲内であろう)
(待っていれば直に出てきそうだ、と待ち構えた)

(そうしていると、足早に出てくる彼女を目が捉える)
(しっかり着替えた姿も魅力的だ)
(きっちり着こなした制服の下が透けて見えてくるようで、興奮してくる)
(その大きなお尻を追いかけるように尾行を再開する)
(スマホの地図アプリで、経路を記録するのも忘れない……)

(彼女の仕事ぶりは、正直芳しくはなさそうだ)
(あれだけ魅力的でも、やはり提示できる内容に納得できなければそうそう契約は取れないらしい)
(贔屓目に見ても生保レディも営業職)
(世知辛さと、彼女への好意が、妄想を良からぬ方向に進めていく)
(あぁ、俺がしっかり支えてやらなければな……と)
(そのためには彼女のことをより深く知らなければならない)
(自宅まで追跡すると、そこは少々古めな賃貸マンション)
(102号室の電気が灯った、そこにいるらしい)
(すぐさまポストの中身と、勿論名札を拝見しに行く)
(まるで一枚一枚衣服を剥ぎ取るかのように、彼女の新しいことを知るのには高揚があった)


【大丈夫でしょうか?せっかくの置きレス進行です、どうぞご無理はなさらず療養を優先なさってくださいね】
【選択肢はせっかくですので数字通りに選ばせていただきました】
【なかなか大変そうな生活ぶりに、よこしまな庇護心が芽生えて妄想が加速してしまいそうですね……】