(……その夜、ボロアパートの一室には煌々と明かりが灯り続けていた)
(動画に収められた、幹恵の煽情的なヨガの時間)
(そして、持て余した身体を慰めるような、乳オナの時間)
(それを延々と食い入るように見続けていたのだ)
(もはや精子も枯れたのか、おびただしい量のティッシュが生臭さを部屋に立ち上らせている)
(無言、真顔で、まさしく奇跡という他ないタイミングで撮れた一部分を見つめている)
(彼女のもてあました顔)
(我に返った一瞬の残念そうな目元)
(汗に濡れて浮かび上がったシルエット)
(それはまるで、宗教の偶像を拝み続ける信者のような狂った真摯さで、繰り返されていた……)
(それから、彼女の仕事は好調が続き)
(契約数がだんだんと伸び、足を運ぶ距離も場所も増えてくる)
(周りの友人もつられてハキハキと動くようになり)
(部署全体が好調の空気を持つようになってきた)
(そうなると、今までの行動範囲では契約も難しくなってくる)
(心機一転、今こそ攻めとなるのは、当然のことであり、良い傾向であると言えよう)
「あれ?お前、テレワーク派じゃなかったの?」
あぁ、たまには来ないと皆に忘れ去られちゃいそうだからな……
「ははは!よく言うぜ、飲みに誘っても一度も来たことねえくせに!」
「ま、いいや。今日も頑張ろうぜ〜」
あぁ、よろしく。
(一方……久しぶりの出勤、挨拶もまばらに、男はデスクに座る)
(昨晩の行為の疲れなのか、それとも元からこうなのか)
(疲れた様子を残しながらPCに向かい、仕事を始めた)
1〜5
男は見た目は中庸、よくいる見た目と格好である。
システムエンジニア。
在宅勤務で十分稼げているが、空いている時間にしているのは……お察しである
社内では影が薄く、故に正体はバレていない
6〜0
男は見た目はイケメン寄り。高身長で、趣味さえ最悪でなければ引く手数多だっただろう。
大学講師。
オンライン授業がメインの世相になってきて、元々の手際の良さを活用し時間を作っている。
大学の面々とは交流こそあれど、恩師の教授含め、誰も彼の本性を知らない。
【顔を見られる選択肢になったので、せっかくですので一度だけでも選んでいただこうかなと思い、作ってみました】
【……が、ちょっと職業面で狭まりすぎている感もありますので、顔立ちだけお好きなように選んでいただくのでも構いません】
【私はどれでも構わない感じです、が、選択肢に醜悪な見た目は……書いているときにキツそうだったので、敢えて省きました】
【大きな乳房が指で歪められているのは大変にいやらしくて素晴らしいですね……】
【本当に興奮します】