>>28

コイツ等、随分な数だな
どれだけ振り払ってもキリがない
(飛び掛かって来たヒルの形状をした小型ワームの大群を捌き切れずに無数の小型ワームがスーツに纏わり付いていく)

スーツ越しに這い回ったり、吸い付かれたりするこの感触…
それにコイツ等の体液で粘液に塗れになったスーツ‥…
気持ちが良いモノでは無いな、むしろ不快だ
(スーツ越しに吸い付いたり、這い回ったりする小型ワームの感触は酷く不快感を与えいてく)

おや?なんだと言うのだ?
(襲われて少し経つと、スーツ表面を這い回っていた小型ワーム達が次々と床に落ちていき、他の個体は元来た肉癖の方へと戻っていった)
(床に落ちた個体を摘んでみると、干からびている事が分かり、どうやら外気に触れて少し時間が経過すると干からびて死んでしまう様である)

なるほど
どうやら活動時間はそれほど長くは無い様だな
となると、地上の部屋で干からびていた死体は活動限界を超えた為か……
そして、もし私の着ているスーツに隙間があれば、そこから侵入されて体液を吸われていたと言う訳か?
それを考えると危ない所ではあったな
(この干からびて死んでしまった小型ワームについて考察している最中、他の肉癖の中の小型ワーム達は顔こそ出してはいるものの、襲ってくる事はしなかった)
(そう、ただ動向を監視している様にも思え、視線の様なモノは感じる)

ふん、私の事をどうしようも出来ないと踏んで監視だけでもするつもりか?
まぁ構わない、私もどうせ出来る事は限られているからな
(そう言って、通路を進んで行くと徐々に肉癖が少なくなっていき、扉を見つける)

この辺りは多少はマトモな状態か
扉か…入れると良いが
(しかし、ほとんどが暗証番号とカードキーによるロックが掛かっており入る事が出来なかった)

やはり、専用のパスワードが無ければダメだったか。
このまま奥に進むしか無さそうだな
ん?この臭いは?
それにこの音、この先に何かがいるのか?
(仕方無くさらに通路を進むと、生臭い香りと共にナニカが這いずる音が聞こえる)

どうしたものか…
先程の小型ワーム達のせいでナイフには粘液がこびり付いていて切れ味が落ちている。
それにスーツも粘液を大量に吸収したせいか重く、少し動き辛い
ん?あの扉、半開きで開いているのか
この先のナニカをやり過ごせるかも知れないし、もしかしたら何かしらの資料がある可能性も捨て切れない
ひとまず、あの部屋に入るか
(この先にいるナニカへの対抗手段を思案していた所、1つ半開きとなっている扉を発見する
中の様子は暗くて良くは分からないが、ひとまずナニカをやり過ごす分には充分だろう考え、また、何か資料等が置かれているかも知れないと思い、その部屋の中へと入る事にする)


【そこまで細かくはありません。基本着ている服は脱がない、程度の物です。
または何かしらの替えの服が見付かった場合はそちらに着替えたりするのもアリです】
【了解しました。】
【はてさて、暗い部屋の中はどうなっている事やら】