なっ、てめぇ!
(かばった男の正体がわかりようやく合点がいった)
(そして、同時にどうにかしようとするが)
くぅ、てめえが親玉かっ……なら、容赦しねえ
(そういいながら、彼女の前に回った異形をにらみつける)
待ちやがれっ! くぅ……てめぇみたいな雑魚が粋がりやがって
(異形が前に立てば、その肢体も目に入っていく。息が少し上がった褐色の体。大きな胸や鼠径部にはそれとは対照的な白い肌)
(汗が光りつややかなその日焼け肌を伝っていくと妙になまめかしいものだ)
オレの腕一本でも消し飛ぶような存在の癖しやがって……このぉ……
(そういいながら、必死にあがく少女。だが指先までねっとりと絡みついたトリモチは必死に指を握ろゆとしてもすぐにも弾力で戻されてしまっている)

ふざけんな……この糞変態野郎が!
(彼女は今のようなさらしとふんどししか身に着けていない状況でもよく戦ってはいた)
(先ほどまで締めこんだふんどしと丸出しの尻を見せつけていた少女は、今は化け物の嫌悪感にあらがっている状況だ)
(そういいながら、まだ暴れていると、昆虫独特のとげとげとした足が体に触れる)
ひっ! 何を、やめろ!
(胸が揺れるように動かされる。そこには明らかに胸を隠すのには足りない指4本くらいの幅しかない晒が一本だけ)
(それが胸に多少食い込み、大事な局部を守ってはいたが)
(それが、揺られると大きさがあってないのかと誤解するかのようにどんどんとずれていった)
このっ、やめろ気持ち悪い!
(そして、そればどんどんと下にずれ、きれいな桜色の突起が布の下から出てきた)

このっ、やめろっ!お前ら、逃げろ! うぅ……
(取り囲んだ観客の視線が彼女に突き刺さり、羞恥と欲望が彼女の体をわずかではあるがほてらせていた
(体を隠そうにも腕どころか指すら動かせず、少し浮いて空中に張り付けられた体では)
(はだしなのに汚れのない足の裏すら隠すことすらできなかった)

【それではよろしくお願いします】