【良い感じです、それでは引き続きよろしくお願いします】
『大丈夫ですか…!?貴方も此処に攫われてきたんですね…待っててください』
線の細い少女だが、その内にはまっすぐな意志を感じる。
そう、美味しそうだ……吸い甲斐がある。
隙を見て、すっと懐から取り出した注射器を彼女のうなじに突き刺し、ぐっと押し込んだ。
「いえ、私は大丈夫ですよ。おやすみなさい……」
そしてふと思い出したようにもう一言続ける。
「それに、皆さんはもう戻りません、地の底に召されてしまいましたから」
その言葉が届いたのか、届いてないのか……やがてヴィーネ特製の昏睡薬が
全身に回り、ぱたりと倒れたラピスは……制服姿の少女へとその姿を戻していた。
その胸ポケットをまさぐり、生徒手帳を探し出す
「柊 紬さん……そして貴方もこれから後を追うことになるのです」
そっと辺りを這いずり回っていた触手に倒れた紬の体を渡す。
少女が抱きかかえられて、運ばれてゆくのはチャペルの最奥部の祭壇。
そこにあったのは妊婦に羞恥を与えるという理由で今では使われなくなった
古いデザインの黒い分娩台。
人間は神の祝福と共にこの台の上で生命を産み落とすのだという。
だからこそ、この台を若い命を散らす生贄の座として用いるのは……最高に冒涜的で面白い。
意識のない彼女をその上に座らせて、足を足受けに、両手を台の横のアームレストに触手で固定しながら考える。
「さて、今回はうまくいきましたけど、どうしましょう……?」
一瞬、意識を失った彼女をこのまま殺してしまったほうがいいのでは?とも考えた。
ラピスラズリの名は妖魔たちの中でも怖れを以って伝えられている。
余計なリスクを背負い込むのはあまり好きではない。
だが……。
「……きれいな顔、うん、やっぱり、当初の予定通りにしようかな」
少し考え、彼女の開かれた両脚の間に細身の触手を一本差し入れる。
制服のスカートから彼女のアヌスへと侵入した触手は薬液を放出し……。
冷たい刺激と共に生贄の少女は目を覚ますだろう。
おそらく、きっと、戸惑いの悲鳴と共に。
そしてそんな彼女にこう語りかけるのだ。
「おはようございます、そしてようこそ貴女の最後の場に」と