お、お願い彩音さん…、置いていかないで…こんなところで1人になったら…。
(周囲をきょろきょろと警戒しながら、必死に彼女に追いすがる。)
(階段を歩いているうちに、ジーンズはかなりずり下がっていく。)
(すっかり下着に浮いた露出快楽の証まで見えるようになってきていた。)
そ、そんなことにはならないわ…。
(含みを持った彩音さんの言葉に、内心疼くものがないではなかったけれど、昼間から旅館の中でまで行動を起こす勇気はなかった。)
そうよね…、ここ、人通り少ないし…見られるわけ…っきゃああっ。
(人通りが少ないうえに、1階にだいぶ近づいてきた油断と、ずり下がるジーンズで不安定な足取りになっていて、一瞬躓いてしまう。)
(ゆっくり歩いていたのですぐ手すりにつながることは出来たけれど、今のでジーンズはすっかり足元まで下がっていて。)
ご、ごめんなさい彩音さん、躓いた時にジーンズ足元まで下がっちゃって、このままだと降りれないの…。
(ジーンズが足元まで下がってしまって降りれないことを目の前の彩音さんに相談した。)
(服を履かせてもらえるのではという期待もあったけれど、内心は、先ほど言われたことを期待していたのやも知れなかった。)