リンの前にそびえ立つ異質な存在。
山奥、そして樹海と言う事もあり、電波通信機器は軒並み使用不能になってしまい、さらには木々の影響により空中から彼女を確認するのも困難な状況になっていた。
施設への入り口を探しながら、周囲を調べながら進んで行くと、岩壁に一箇所不自然な点を見つける。
そこをよく調べてみると、小さな液晶が現れ、画面にノイズが入りながらも1〜9までの番号が表示される。
そして、リンが事前に聞いていたパスコードをそこに入力すると、どうやら正解だったらしく、横の岩壁が扉の様にゆっくりと開いていく。
これ幸いと扉を通り中に入ると、扉は完全に閉まってしまい、中から開ける事が出来なくなってしまった。
どうやら何かしらの通路にいる様だが、辺りはかなり暗く、手元を観るのが精一杯で先を観る事は難しい。
また、施設内の空気はとても湿っぽくて、甘ったるく、リンの全身に空気が纏わり付いているかの様に感じてしまう
【今回はある程度リンの行動を此方で決めてしまいましたが、どうしましょうか?
幾つかの選択肢の中からそちらが選んで、それに基づいて進行をしていくパターンの方がよろしいですか?】