左右にも何も見えないし進むしかないか……
(周囲を再度確認した後念のため銃を抜いて扉を開ける)
……っ!!
(扉を開けた瞬間にリンを襲ったのはむせ返るような甘い香りと一段と湿り気を帯びた空気だった)
(口元を抑えながら中に入り込み、周囲を確認するが臭いの根源と思しきものは視界に入らなかった)
周囲には……何もない…………?
(周囲を確認しながら部屋の中を探索していると、部屋の中で異質なものを確認した)
所々に……なに……?
(天井や床、壁など所々に赤黒い肉塊が付着しており、そのうち一つはリンのつま先にあたりかけていた)
……危なかった
(ペンライトで照らし、その肉塊から一旦距離を取るとその場でかがんで様子を観察する)
これが館中で漂う匂いの要因……っていうわけじゃあなさそうだけど何かしら関係はあるかもしれない……
(肉塊とは手を伸ばせば届く距離でその様子を観察する)
少し不注意かもしれないけど…………でも
(ハンドガンをホルスターにしまうとナイフを手に取り、手近にある肉塊を切りつける)
【こんにちは、本日もよろしくお願いします)