>>235
まずは装備を見つけないと……うっ
(立ち上がると同時に体内に潜む異物が蠢く感触によろめき、吐き気を催す)
今の状態じゃ満足に動くこともできない……
(壁に手をつきながらおぼつかない足取りで装備を探していると足に何かが当たる感触を覚える)
これ……
(ゆっくりと拾い上げるとそれはあの生物に突き刺したナイフであったが、刀身はその生物に刺さっていたであろう箇所から溶けてなくなっていた)
あの生き物の体液によるもの……かな、でも腐食性にしては……
(自分の服の襟にも同様の液体が付着しているのにもかかわらず服は溶けている様子はなく、無論肌にもそういった様子は見られなかった)
金属にだけ反応する液体……?
……今はこれだけでもあったほうがまだマシだから…………
(ナイフをホルダーに収め、部屋の中を探索する)

 
……見つからない
(元々暗所であるということもあるが、体内に産み付けられた卵や周辺にまだいくつか点在する同様の肉塊のことを考えながら探索しても、ペンライトは見つからなかった)
部屋の奥の方まで来ちゃったみたいだし…………
自分の夜目を信じて挑むしかないか
(現在部屋に点在している肉塊もいつ内部からあの生物が現れるかわからないという危険性を判断してリンは扉を開けて壁に手をつきながら部屋の外へと出る)

【早速寄生された状態での探索になってきましたね】