>>254
装備を整えて、休憩室を後にするリン。

警戒しながら扉を開けた先には、再び暗闇が拡がっていて先を見通すことは出来ない。
しかし、休憩室からのほんのりとした明かりによって照らし出された感じから見るとそれは通路の様であり、暗闇の中を壁伝いに進んで行くしかなさそうだ

相変わらず通路内には甘い匂いと湿り気を帯びた空気が漂っており、暗闇の中をいつ何に襲われるのか分からないまま、時折、何かの気配を感じながら警戒を続ける。

身体を動かすたびに、グチュグチュとなる粘液を大量に吸っている衣服が重く感じる。

休憩室に戻るのも良いし、壁伝いに通路を進んでも良い、または他の何かをしても良い