く……このっ……あぁ!?
(自身の集中が別のところに行った隙を狙われ、触手はリンの両手首を頭上で拘束し床に叩きつける)
うぅ、身体が…………
(両足を擦り合わせ、ジーンズの繊維が擦れる感触によって快楽を得ようと身体が無自覚に求め、体内の触手や虫によってリンの精神は快楽と理性の狭間で混濁していた)
なに……?
(貪欲に、無自覚に快楽を得ようとするリンの眼前に別の触手が現れ、以前服の中に潜り込み今は乳房の中で彼女の身体を蹂躙している虫が大量にひしめき合っていた)
……!!
(身体と体内の生物は眼前にいるこの触手を欲しているのは彼女自身も理解していたが、それに従ってしまうともはや任務を遂行することはおろか人として戻ることすらもできないと危機感を感じていた)
ダメっ…………これに手を出したら…………戻れなくなる……!!
(わずかに残る理性を奮い立たせ、両手首の拘束を振りほどこうとするが体内で暴れ狂う触手は彼女の身体に耐えがたい快感を与えてそれを妨害している)
う……だめ…………力が……
(時折快楽に身を震わせながら今のリンには時折手首を拘束する触手を振りほどこうと試みる以外に術はなかった)