>>53
ぁ……
(昼間、それも大衆の目の前で私は絶頂してしまいました)
(更に言うなら混浴という場ではあるものの全裸で……)
ん……
(心身ともに放心してしまい、力も抜けていて今そのまま溺れないように身体を支えているのが限界という状態でした)
(沙織さんが唇にキスをしているのも感覚では理解できましたが、それに反応することもできませんでした)
……
沙織……さん…………
(私は虚空を見つめながら彼女の名前を呟きました)
(その呟きに意味はありませんでしたが、それでも身体を支えている方とは反対の手で私は沙織さんを求め、手を伸ばしていました)