な……ほ、本当です!
見られるって本当に怖いんですから……
別に立って歩いて良いのなら……歩きますけど、犬なら犬らしくしてた方が良いかなって思ってたので……
(私は頬を紅潮させながらそう反論します、ですが沙織さんの言うことはほぼ事実で私は詰られるたびに下腹部が熱くなるのを感じていました)
……
(沙織さんに身体を撫でられると少し精神が落ち着き、安堵の息をつきます)
……はい
誰もいないなら…………え……?
(客室の前を通ると言われて私は再び緊張します)
でも……沙織さんが言うなら…………
(沙織さんの言うことには従わなければならないとどこかで自己暗示が掛けられているのか、私は彼女に従います)
誰も……いない…………よね?
(先程よりも慎重に周囲を確認しながら私は沙織さんの側を離れずに歩きます)