>>10
「ふん、調子の良いことばかり言ってさ」
(自分の正面に座ったグラドに、そう言葉を返すリーズ)
(他の傭兵達の目を意識して、ささやかではあるが、自然に笑みを浮かべていた)

「お、おい、やめろよ……」
(地図に目をやった隙に、タンクトップ越しに胸の先端をつつかれる)
(これが別の男だったらすぐさま殴り倒すところだが、顔を赤くしながら恥ずかしそうにするばかり)
(グラドとの交わりの記憶が脳裏によぎるのを、あわてて振り払う)

「リムアか。そうだね、ルートはそれが堅実だね。危険な橋を渡らなきゃいけないような急ぎじゃないんだろ?」
(グラドの説明に頷きながら、いくつかの確認をする)

「ありがと……ああ、あんたが金払いの良い雇い主なのはわかってるよ」
(グラドの信頼しているという言葉に笑みを浮かべると同時に)
(男とのセックスを意識して、テーブルの下で太ももを摺り合わせていた)
「さすがに物資をいくつか買い込まないといけないから、時間はもらうよ。いいだろ?」
(プロとして準備の時間はもらう、と念を押す)

【その程度ならOKですよ】