えっ、本当に?
大学に入ったばかりの頃、先輩は才色兼備だってすごく有名だったんですよ。
彼女になってくれたらって男子も大勢いましたし、憧れている女子も多かったんですよ。
……別れたくないって……、まだ始まったばかりじゃないですか。
(大学に入ったすぐのころから先輩の噂は良く聞いていて、男子にも女子にも人気で相手が居ないとはまさか思っても居なかった)
(いきなり別れたくないと言われて、驚きと困惑の表情になって)
(まだ始まったばかりだし、転勤や部署替えもあったりして前途多難だなと内心で思いながら先輩を優しい瞳で見つめてゆっくり撫でた)
それはそうですけど、は、半分は……んぅ……冗談……ぁふっ……で……。
(身体を重ねるにつれ先輩に感じるところを覚えられて来ているように思えて)
(確かに気持ち良さに流されて自分からお願いしたものの、なんとか気を逸らそうと冗談と言ってみるものの)
(胸を揉まれ耳を舐められればピクリと快感を覚えた体が勝手に反応して、艶めいた吐息を洩らして)
……もぅ、誰がしたと思っているんですか?
(まだ完全に快楽に流され切っておらず、語気を少し強めて抗議をした)