「う、あ……ぐ! う、うぅ〜……っ」

兄ぃの体があたしの上に覆いかぶさって来る。
当然、入ったままのものがぐぐっと押し込むようにされる。
そのせいでまた痛みが大きくなって、苦しい。

「……はぁっ…魔物の攻撃よりも、痛ぇ……っ、んん……!」

腰を抱くようにしてあたしの頬をそっと撫でてくれる。
痛みに耐えるあたしを大丈夫だよ、とあやすように。
昔からこんな風に優しくしてくれてたな、とふと思い出す。
そのまま何度目かのキス。

(……あ…痛みが弱まってく……? あったかい……)

体に触れる兄ぃの手から流れ込む力で、体の中に鉛みたいに埋め込まれた痛みが軽くなってく。
それにつれて、お腹の中を固いものが満たしている感覚がより感じられるようになって。

「……んっんっ……あっ」

あそこの中をまんべんなく押し広げられているのが分かる。
思わずくね、と体がねじれる。
それに合わせるようにして兄ぃが動く。
あたしの中をまるでノックでもするかのように。

コン、コンと奥を突かれる。
一回ごとに切なさが押し寄せて、あたしはリズミカルに声を出してしまう。

「んっ……んっ……くっ……う……!」

どんどん自分の声が上ずっていくのが分かって恥ずかしい。