いやいや、そういう事じゃないんだ。

漆原絵もたしかに構図の基本パターンを使いまわしているけど、それは誰が見ても
それと分かる意図的な使いまわしであって、構図が描けないわけじゃない。
おそらくは、作業時間短縮の手法としてやってるんだろう。

対して水無月は
何を描いてもワンパターンな構図で、これは意図的というより引き出しが少ないって
事なんだろう。
質感も硬質で金属的だし、肉感も感じられないガチャTOYの様だし、色の塗りも
ポスターカラーでベタっと塗ったようで重苦しく素人臭い感じだと思う。
ただ、そういった描き方が好きって人もいるし、それが水無月の売りや長所とも
言えるのはたしかだよ。
古臭いテンプレ的な絵を売れるようにまとめ上げる、まとめ上手な作家なんだと。

綺麗に仕上げる漆原、濃さの水無月、どちらも人気はあるけど
今回プラスの表紙が水無月になったのは、単純に漆原がアニメーター業に多忙で
スケジュールが空かなかったんだと思う。