昔読んだきりなのでよく覚えてないけど、雪路はばっちりやられてたはず。
だが作品そのものが「肉の顔役」よりだいぶ短いので、
由美子と比べると責められ描写がボリューム不足と感じるかも。

個人的に、雪路は、その性格にちょっと難あり。
敵役が「父の仇」になる前から、彼からの恋文をさぞ嫌そうに指でつまんで、
父に告げ口したり。
読みながら敵役に同情したわ。
その点、お蘭は敵役からの恋文にもきちんと剣で応えてて、好感が持てる。
雪路の許嫁の男が、実は雪路より姉のお蘭に惚れていた、という設定にも納得(笑)。
身動きできないお蘭を強引に犯そうとするシーンは情けなさすぎだが。