よくわからんけど自分が一番好きな奴から1つ投下してみる

館淳一  嗜虐兄妹・魔虐姉妹 フランス書院(1997)
ネタバレあり

家の離れで、SM好きの兄・俊介が商売女を鞭で叩くところをのぞく女子高生の杏子。俊介が
いなくなった隙に好奇心から女を鞭で打つ。戻ってきた兄にたしなめられた杏子は、兄に奉仕し
裸となることを条件に女を共に責めることを許される。

全く別の場所に移り、両親を亡くし叔父夫婦にもらわれた14歳のまゆみ、11歳のゆかりの姉妹。二人は
叔母のストレスによる体罰に晒され、やがて叔父夫婦の性的奴隷とされる。まゆみはオナニーを目撃
されたことをきっかけに夫婦から弄ばれるようになりたちまち順応。ゆかりはある日調教の様子を目撃し、
まゆみはそれに気づく。まゆみに性奴のすばらしさを説かれ、またクンニでイカされたゆかりは自分も
加わることに同意。初日からすすんで叔父夫婦にフェラチオ・クンニするほどの才を見せる。15歳の
誕生日にまゆみの処女喪失儀式が行われ、その後家を出て看護婦の全寮制学校に。残されたゆかりは
12歳で処女喪失し、独り叔父叔母の相手を務め、やがて叔父夫婦の性的おとろえと共に普通の人生を
歩んでいった。しかし姉妹のSM好きは変わらず、SとMの立場をとり二人で時折責め合うほどだった。

10年ほど後。コールガールとなったゆかりはSM好きの小説家Aをプレイ中自殺に見せかけて殺す。
まゆみ(人妻)が、Aと関係を持ったことを私小説風に発表され自殺したことへの復讐だった。しかしAに
恨みを持つBがちょうど殺人の様子を盗聴しており、ゆかりはBの命令で動くことに。ハードSM愛好家で、
Bのフィアンセを殺した俊介(冒頭の兄)を暗殺するためだった。

ゆかりは派遣式のSMクラブに入り、ほどなく俊介の家へ派遣される。俊介の妹・杏子(冒頭の女子高生が
成長した姿)にすさまじい責めを受けて気絶するも、気づいたとき俊介・杏子が近親相姦しているのを
目撃してターゲットを確認。俊介を殺害する。

コメント:現代ではなかなか出版できなさそうなロリ調教の要素もありながら、館淳一らしいストーリーの
まとまりも感じさせる名作。ダウンロード購入が可能。