2015/4発売の「二人だけの牢獄」読了しましたので感想投下します。
作者買いの本なので多少贔屓目ご容赦。




★二人だけの牢獄★ソーニャ文庫
・心優しいマゾ体質鈍感王女様と、多分ツン七割、デレ一割、その他二割構成の
腹の中複雑なサド宰相の強制調教恋愛物語。のち政治陰謀サスペンス展開。
・元からどっかとんでる男で執着ありき、ではなく、想いの生まれた発端→歪みや執着への変化のキッカケ、
過程なども多分丁寧に描かれていました。
・この作者さんはこのレーベルで最大の力を発揮するんだと思わずには居られない。
・両片想いは楽しい。
・この作者さんの話のことごとくに共演されるヒーローの腹心の友的ポジション人物、やっぱり出演。やっぱり類友。
・お楽しみの場面。薬使用あり。口では王女を責めつついつも宰相は愛情全開です。
口淫強要あり、出たものを飲み込みます(宰相さすがに焦る)。他の目的の為ですが上記類友との未遂あり。
・絵の話。悪役顏の男前を描かせたらこの絵師さんの右に出るものは居ないと再確認。
今回も女の子は可愛らしかったですが、文章と絵と、髪型が違うかも?

何とか幸福EDに持っていこうとしてコンセプト詐欺だとよく聞くレーベルですが、このお話は叶っているのでは。
表向き幸福EDと見せかけ、終焉の仄暗さが良かったと思いました。本棚行きです。