「!!!!!」
その小窓の内、三井家のリビングでは、伸彦が想像していたものより
遥かに彼にとっては残酷な光景が繰り広げられていた。
今は単身赴任中で空席の筈の裕太の父親専用の一人掛けのソファーに
裸の沢村遼人が我が物顔で座っていて
その前には正座した憧れの親友の母、三井優美が洋服こそ着ているものの
遼人の大きく広げられた両脚の間に、その頭を埋めていた。
リビングの床には脱ぎ捨てられた遼人の服や女性物の下着が散乱している・・・
その場所からでは角度的にはっきりとは見えないものの
まだ童貞の伸彦にも二人が何をしているのか容易に理解できた。
伸彦の心臓の鼓動が早くなり、息苦しさに胸が締め付けられる。
それでも、伸彦は二人の姿から目を逸らすことが出来ずにいた・・・
(なんで…何で、おはさん…どうして、遼人なんかと……)
しかし、室内では伸彦の気持ちを逆撫でするかのように
二人の行為は、次の段階へと移ろうとしていた。
クーラーの室外機の唸りで、その声こそ聞こえないものの
ニヤケ顔の遼人の口が動き、何かを裕太の母に告げている。
親友の母親は、息子の同級生の股間から頭を離すと
ゆっくりと立ち上がり、淡いブルーのフレアスカートを少し捲り上げ
ソファーに座る、遼人の腰の上へ跨がり、その身を沈めていった。