もう唯子は自分に正直なればいい
駆け引きなんてしないで卍にすべて任せればいい

この男性にただ守られたくて
どうしようもなく縋りたくて
暁人よりも夫よりも
何よりこと男性に愛されたくて
所有されたくて

ここまで来たら今度は捨てられるのが怖くなる
捨てられたら、また一人になってしまう
唯子の心に開いた歪な穴は家族には埋められない
唯子は卍の為なら何でも応えようとなるな
または卍の望んでることを察して尽くすようになる
愛するこの男性に嫌われないように...


秋月邸
リビングのソファにふんぞり返る卍の股に顔を埋める唯子

卍「そういえば、しばらくお得意の大嫌いを聞いてないなぁ」

キュウッッ!

唯子「ウフんっ、ああっ...意地悪...」

そうなの、私この男性に苛められるのが堪らなく好きなの...

やべぇ妄想してまう!