【1月第2-3土曜】エロマンガ大賞2017 投票所 [無断転載禁止]©bbspink.com
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新年あけましておめでとう。ここが「2chねらーが選ぶエロ漫画大賞」投票スレです。
・期間中は常時age
・投票開始〜集計結果が出るまでは投票以外のカキコ禁止。期間中は↓の大賞雑談スレに。
※コメント非対応やリスト番号違い等の指摘や「〜〜と○○は重複くさい」等有用な書き込みは可。
10レス以内に投票テンプレと記入例と販売リストがあります。
「13日0時」から投票スタートです。
各種リンクは>>2以降を。 ○──―[リスト番号・タイトル・著者]─―――─────────―――───―――─○
一:
二:
三:
四:
五:
―──▼以下コメント欄(2行は書きましょう)▼─――――───────―――─―――
一:
二:
三:
四:
五:
○───< 総評と自由発言 >───────────────――─――─―─―─――─○
(↑↑ここまでテンプレ↑↑)
PC・スマホからこのままコピーしてください。スマホからの人は総評を忘れないように。 ○──―[リスト番号・タイトル・著者]─―――─────────―――───―――─○
一:10-23.放課後の優等生/笹森トモエ
二:03-42.プロトタイプ マドモアゼル/40010試作型
三:[DL版]発情人妻カーニバル/水龍敬
四:[DL版]ぷろぐれす せっくす―2人で紡ぐ性活― /しはちろ
五:08-29.おんなのこぱーてぃ。/へんりいだ
―──▼以下コメント欄(とそのコツ)▼─――――───────―――――─――─
一:コメントが短いと悲しいことに「たくさん買っている人による重複投票」を疑われます。
最低でも2行は書きましょう。ホントに好きなエロマンガなら言葉が次々と出てくるはずです。
二:コメントに困ったら迷わず素直な読書感想文にしましょう。また、一人でなんでも
解説しようと気負わず、他で言われそうなことを避けて考えるとリラックスして書けるでしょう。
三:これは明らかに自分しか入れないだろうという作品はのちに「一票作の魅力」で
サルベージされます。それを狙ったコメント構成にするのも楽しいですよ
四:リストにない[DL版]は作品名と作者をしっかり書きましょう。
DL版と本両方出てるものはリスト番号があるはずなのでそちらに投票しましょう。
電子版は昨年のものかどうか配信日をしっかり確認しましょう
五:最後に。歴史に残る書きこみとなるような濃いメッセージを楽しみにしています。
無名なエロマンガを光り輝かせるのはあなたです。
○───< 総評(自由発言) >──────────────―――─―――――─――─○
08年「ツンデロを工作した」という発言があったの書きましょう。
あなたの1年の成果はどんなものだったでしょうか。
どんなことをどう言えばいいのかは←各年の総評をご覧あれ。
(この記入例のように見やすく適度に改行してくれると助かります) [ 連絡事項 ]
・板内まだワッチョイシステムが効いていませんが、これ以上延期するのも(2つの意味で)酷だろうということで
今年はワッチョイなしでスレたてました。(ぴんく難民でもまだワッチョイ効いていません)
・wikiにも書きましたが、一度延期したので今年は「8日間」で集計したいと思います(次の日休みになるように土曜開始土曜終了)
・多重投票を疑われないよう、例年以上にコメントと総評をしっかり書きこんでください。
スマホからの方はリスト番号など、特に気を付けてください ワッチョイないのか
前の年は導入したから比較的荒れずにすんだんだけど今年は荒れそう スレ立て乙です
投票が済んだら去年の投票スレに一言書き込めばワッチョイは確認出来るね 状況的にワッチョイ強制は難しいと思うけど、入れたい人は入れられるようで。
!slip:vvvvv を名前欄に入れると。 >>12
これ、wikiに今盛り込みます。
開始まであと21時間 ワッチョイ入れないで投票した奴は無効扱いにするってことでいいのかね >>16
テンプレにその辺の説明書かれていないのに投票してもワッチョイ入れないと無効になっちゃうのはさすがに厳しすぎ
個人的にはワッチョイ表示出る去年の投票スレ再利用でも良かった気がする ↑去年のリスト番号と今年のものが被る(集計時にも)ので、再利用は無理ですぞ。
あと6時間。 >>19
ワッチョイ無しは無効票にするかどうかまずはっきりさせてよ >>19
いや、それはまったく問題ない。
レス番何番以降で集計すればいいだけ。
ミックスされないかぎり。
ただどこに投票するってのがわかりづらいのはまずいので、新スレで投票した方がいい、と。 一応テスト
テンプレ内に無い以上ワッチョイは無しでもいいかと
いつも投票するような人ならスレ見て入れてくるだろうし スレタイに年号入ってるし、毎年毎年新スレじゃないとダメでしょ
開始まであと3時間
フライングするなよ >>20
さすがに無効は厳しすぎだろ
有効でいいんじゃね
前みたいに荒らしのスレ判別するのめんどくさそうだけど >>25
>前みたいに荒らしのスレ判別するのめんどくさそうだけど
だからワッチョイ無しは無効でいいんだよ
ワッチョイ有っても無くても有効ってんなら入れる意味自体が無くなる
wikiのトップにも太字で「・名前欄に「!slip:vvvvv」(←カッコの中)を入れて投票してください。」って書いてあんだし ○──―[リスト番号・タイトル・著者]─―――─────────―――───―――─○
一:03-XX.あっ…ニュルってはいった…/鉢本
二:12-46.ラブミーテンダー/藤丸
三:10-50.群青ノイズ 〜初回版〜 /きい
四:04-44.搾精カーニバル/タカハシノヲト
五:09-01.褐色悪魔と腹黒男/ジェームスほたて ―──▼以下コメント欄(2行は書きましょう)▼─――――───────―――─―――
一:
何故か投票リストに入ってないのでリスト番号なしで投票。
アホの子は好きですか。私は好きです。
メンヘラは好きですか。私は好きです。
毛が濃いのは平気ですか。私の好物です。
よし読もう。
二:
Love is...シリーズのためだけに購入。もうぐっちょんぐっちょんしてて最高。
取りあえず童貞を奪いつついちゃらぶ部分をひたすら描いてくのが良い。
2作目の短編で主人公(イケメン、売れっ子ソロアーティスト)が
「結局超可愛い子とどんなHをしたところで好きな人とする全裸Hに敵うわけないんですよ!!!」などと言うが、
このセリフが全く嫌味にならないのはそこまでに作者が積み重ねてきた日常描写の集大成だろう。このバカップルがエロい!
後は、巻末の短編が終末観漂ってて好き。何でエロの人ってみんな一度は世界を滅ぼしたがるんだろうね。
三:
ワニマガジンの次代スター。
相変わらず「その気になった男女」を描くのが天才的に上手い。
一番好きなのは「つめたい雨、やさしい君」。昔のほのかにエッチな思い出と現在の淫靡な光景がダブっていく演出はベタだけど好き。
後は、漫画的デフォルメを色々な媒体から持ってくるのが上手い。
前作「コンティニュー」の姉はハイスコアガールだし、今作収録「お見舞いエトセトラ」でクッションをばふばふするシーンは羽海野チカだろう。
初回限定版に付いてる全作品のネーム集がとにかく分厚くてびびった。おまけで付いてくるレベルのものではない。 四:
「都会っ子とケダモノ」が好き。おねショタと思わせてからの一転攻勢だけど双方照れているのが良い。
五:
何ていうか、日常生活で少年を見て性的興奮を抱くことは恐らくないじゃないですか。ないと思うんですね。日常生活の話です。
でもお話の中ではアリなんですよね。
何を今更、という話かもしれませんが今更なんです。レイプだって和姦だって、ないものをあるように書くのが漫画ですから。
インターネット掲示板やら特定のSNSに入り浸っていると忘れがちですが割と特殊な性癖なんですよね。男の娘って。
本作品は激しくしこれつつそれに気づかせてくれた貴重な漫画でありました。
主人公が偶然召喚してしまった悪魔(男の娘)とセッックス!!!!!!という漫画なんですが、
主人公が「可愛いしちんこ付いててむしろラッキー」位にしか考えてなくて。悪魔側も男なのに犯されることについては特に心理的に大きな抵抗もなく。
ストーリー的にはもうこれ、男の娘である必然性が全くないんですよ。単純に絵面の問題で。
蒼天航路で曹操が北伐に出た際に「馬が跳ぶのは呂布だけだと思っていたが、この地では皆当たり前のように飛んでいるな」と呟いたときと同じ心境です。
一作品だけじゃなくて、一ジャンルに関わる人々全員がシフトした結果とても奇妙なものを目にしている。
ソドムとゴドラの世界来てますよ、これ。でも抜ける。
でも抜ける。共通認識気持ちいい。何に興奮しているのか分からないけど男の娘は抜ける。
その手のエロゲの傑作である「女装山脈」が色褪せないのはその辺りをぼかさずしっかり描写したからだと思うんですよね。
「男だけど可愛いからいいよね!」可愛いのは素晴らしいことなんですけどそれだけじゃよくないんですよ。
でも最早抜けちゃうんですよ。すみません。
男の娘がぷにぷにしていて可愛いと思いました。終わりです。 ○───< 総評と自由発言 >───────────────――─――─―─―─――─○
エロ漫画がサブカルチャーの最前線として持てはやされた時期もあった。
師走の翁の「精装追男姐」がユリイカで真剣に言及されていた。
でももうそういうの飽きた。今やワビサビモエの時代から10年以上経ってるんですよ。
変な文学性いらないし、テンプレ通りに性行為キメてラストでちょっとほんのりする漫画に俺は飽きた。
小難しい言葉は要らないんだろうし、一年に一回の機会だし色々書いちゃっているけど、
作者が好きなものを描いていてあっけらかんとしたエロ漫画、これが欲しいんですよ。
後、今年良かった短編。
また単行本が出たら来年も投票するのだろう。
・ギャルとクソガキ/オガデンモン
・荒田川にけい/ナオミに続く海
・燦爛/幾花にいろ >>32
これ一行コメントだから無効なんじゃないの >>37
ごめんそうだった!タブレットからだけどちょっと追記するね
四:
「都会っ子とケダモノ」が好き。おねショタと思わせての一転攻勢だけど双方照れているのが良い。
精一杯の愛の言葉を囁くショタも良いし即落ちするおねもまた良し。
安易なアヘ顔ダブルピース調教オチにならずに甘酸っぱく終わらせるバランス感覚が秀逸でとてもえっちだと思った。
この人の描くキャラ、男女ともに眼がぐりぐりしてて可愛い。好き。
単行本タイトルに恥じず女性優位な短編が多い。んだけど雑誌で読んでて好きだった短編が収録されてなくて悲しい。 ○──―[リスト番号・タイトル・著者]─―――─────────―――───―――─○
一:10-08.年増区育ちの豊島さん/彩画堂
二:07-07.関ヶ原商事人妻部/えむあ
三:12-09.乳娘MIX▼/梅玉奈部
四:11-07.西暦2200年のオタ/ながしま超助
五:09-34.やさしくおかして/あまゆみ ○──―[リスト番号・タイトル・著者]─―――─────────―――───―――─○
一:06-05.思春期まるだしっ!/ぐりえるも
二:07-28.ギャルトモ・ハーレム/史鬼匠人
三:08-32.女教師 市川美由紀/墓場
四:10-05.ぴーすふるえっち!/さつよ
五:12-25.イノセント ポルノ/桃之助
―──▼以下コメント欄(2行は書きましょう)▼─――――───────―――─―――
一:軽妙洒脱なストーリー展開からのしっかり読み応えのあるエロシーンで新人ながら(同人で名を上げている人らしいですが)、凄い実力派が出てきたなという印象。
純愛ラブラブものが多い短編集ながら、モブの書き方がすばらしく、純愛ラブラブをそのモブを通して自分が見せつけられているような感じになる演出は上手いとしかいいようがなかった
二:叙情派エロ漫画家の史鬼匠人の新作はなんとギャル物!成績不振の主人公が編入した先はギャルだらけのデザイン科。そこでキモメン(本当に主人公キャラのデザイン酷い)がギャルたちに遊ばれまくる。
最近人気が出てきたギャル系ジャンル物の王道展開なんですが、そこは史鬼匠人らしく淡々としていながら、ほのかに恋愛が芽生えてくる感じがいいです。
三:墓場先生の作品は正直あくが強くてちょっと苦手だったんですが、この作品(表題作)はとても自分のエロセンサーに反応して、自分の中の墓場の価値転換が行われた大きな一作
ひょんなことから教え子とセックスして、それが転落するきっかけになるというありがち?なストーリーではあるんですが、主人公のだんだんと墜ちていき結局快楽に抗えなくなる様子は実用書としてとても使えました 四:LOから出てきた有望新人。ボーイッシュな女の子を書くのが特に上手い。たびたび出てくる「ボーイッシュマ○コ」という単語の破壊力にやられました。基本楽しい話ばかり。
「潜入!ボーイッシュ」に出てきたアキラちゃんは私の中のヒロイン・オブ・ジ・イヤー。アキラちゃん主人公にした続編まだまだ書いてほしい
五:個人的に前作が桃之助作品の中でベスト作品で、その勢いのままに出した今作もなかなかの作品です。特に男っぽい言葉使いのさばさばしてる女の子がとてもかわいい。こういう感じの女の子をもっと書いてほしい。
前作に入ってた私的超名作「お隣さんのユウ君」の後日談も入ってます
○───< 総評と自由発言 >───────────────――─――─―─―─――─○
昨年はあまりコミック買わなかったのでひょっとして自分が読んでなかった凄い作品を読み漏らしている可能性もありますが、とりあえず投票
今年は少なくとも30冊は読みたい ―──▼以下コメント欄(2行は書きましょう)▼─――――───────―――─―――
一:10-08.年増区育ちの豊島さん/彩画堂
外見は妙齢の女上司本当は高卒事務員18歳の女の子と、外見は10代美少年本当は28歳プー青年の凸凹カップルラブコメディ。
グラマラスな身体にコンプレックスを抱くヒロインという題材は、著者の過去作「おたくのメガミさん」でも扱われており、
自分の意思に反して両親にその身体を隠す服を着るよう強要され、鬱屈とした生活を強いられるヒロインが、
とある青年と関わることで心理面に変化が現れていくという大筋のストーリーは共通している。
違っているのは相手役の青年が、ヒロインと同じく見た目と年齢とのギャップに悩む同類であるという点で、
ひょんなことから知り合った二人は悩みを打ち明け会いながら距離を縮めていき、
性交渉にまでいたれば、お互い初めてという初々しい二人の姿が微笑ましく描写される。
それに反してお互いを求め合う濡れ場では濃厚なまぐわいの様子が展開され、
先ほどまでの初々しさはどこへやら、初めての時から生挿し中出しの連係で、
著者お得意の、顔面ぶっかけで濃厚なザーメンをキュートなお顔に粘つき纏わせるフィニッシュ描写は相変わらずの艶やかさ。
そして作品設定に関して近作で顕著だった女性と男性の体格差に関する違和感、
何故か女性が男性よりも大柄である理由が先の設定で明示されたのは些細ながらも大いに歓迎したい点。
また過去作では相手役の青年が蛇かサタンかという程女性を手のひらの上で性的に翻弄させるダークなものになっていて、
倫理面や社会面の常識に囚われ、悩みを抱えていく方へ向かう内向きな物語であったのに対し、
本作の青年はプーで漫画喫茶住みで、ままアウトローではあるが比較的女性に優しく感情移入しやすい性格をしており、
ヒロインがひどい目にあわずに濃密なファックに没入させてくれる内容なのも読みやすくて良い。 ストーリー面では著者と掲載誌の組み合わせではお馴染みの、現在の世相を反映した展開となっているが相変わらず面白く、
相手役の青年からして住所不定の漫画喫茶暮らしという設定で、その満喫がSNS経由の逢引の場になっていたり、
コスプレエロ画像を会員制サイトで公開して金銭を得たりと現代社会のアンダーグラウンドな部分が描写されている。
なかでも強烈なのが某政権の某政策を基にした女性の働き方改革に基づいたイベントにヒロインがスピーチで出席する話で、
他社がエリート女性を送る中外見だけで抜擢された彼女が、
緊張からやらせ台本をうっちゃって高卒であることをばらしてしまうも、
それが主催した内閣首相本人にに大い評価されるという極めて保守的な展開から、
その後ラブホテルで、スピーチ途中で弟と偽装して乱入し忘れ物を届けに来た童顔青年と、
報道番組でイベントの様子をインタビューされる緊張気味なヒロインが映るテレビを背景にして、
ズップズプドピュドピュまんこ気持ちいぃと淫らなセックスに耽るという、政治の舞台の表裏を描いたエロ展開は、
左右の思想の違いが強調された場面となっており、その落差にめまいの様な印象をうける。
また本作は著者としては極めて例外的に、ヒロインが一人の男性としかセックスしないという純愛ものであるのだが、
相手役の青年の「年齢に反して若く見える」という設定が、
作者の作品では幾度となくヒロインをアウトローな性の世界に誘ってきた上記のサタンを思わせるキャラクター、
「小笠原夏海」の関係者ではないかと予想され、現在続編が連載されている以後の展開が、
波乱万丈なものになるだろうと心配しつつも期待される。 二:07-07.関ヶ原商事人妻部/えむあ
とある大手商社を舞台に、恥辱溢れる政治闘争を描いた人妻群像エロティックサスペンス。
横領を犯した夫の責を取り箱入令嬢は自らその身体を差し出し恥辱に耐え忍ぶ、というサスペンスドラマでは定番の冒頭展開。
これがエロマンガになると、夫から調教済みの令嬢が謝罪と称してちんぽをねだり、
丁寧なご奉仕フェラで怒張を黒光りさせれば、久方ぶりの生挿入の感触に歓喜の声を上げて乱れ狂うものとなる訳だが、
この作品は一般的には不運な女性の悲劇として終わらせてしまうこういった物語のその先を、
被害者である彼女たちの目を通し、更に物語に介入させながら描いている点が新しく、面白くてエロティックである。
大まかな流れは現体制を倒そうとする改革派と、会長が引退しつつある現体制の保守派の二派が争い、
人妻達は劣勢の保守派に属して巻き返しを狙うというストーリーになっている。
冒頭の箱入り令嬢の他にも赤ちゃんを義母に取り上げられ、行き場のない母乳を部署の男性陣に与えて喜びを得る社長令嬢、
過労で倒れた夫のプロジェクトを復活させるため、複数の役員の性処理役を担いながらスパイ活動に殉ずる秘書等々が、
刻一刻と変わっていく社内情勢と共に描かれ、そして彼女らはその影で暗躍する部署「人妻部」へと集結して行く。 「人妻部」というオモシロ語感に反して物語は至ってシリアスで、
男性陣の地位欲、独占欲に翻弄され、彼らの憎悪、色欲、疲弊の感情の捌け口として物の様に彼女らは利用されるが、
元来のお嬢様気質でのほほんとした普段の様子が、余り悲劇性を感じさせず重くなりすぎないようにバランス調整されている。
物語は失踪によって空いた社長の座の行方へと焦点が絞られて行き、
役員の掌握と情報戦の模様が人妻部の淫らな暗躍と共に過熱して行く。
終盤の展開は圧巻で、淫らな情事を繰り返している人妻部の面々の中から代表者を選び出し、
彼女をトップに据えるべく、人脈と情報、そして熟れたその身体を駆使して勝利を勝ち取るその展開は、
虐げられてきた人妻たちの下克上とも言える痛快さで、読後感は極上である。
荒唐無稽に思える物語だが、確りとした設定と細やかな人物描写が秀逸でリアリティがあり、
とりわけ男性役員たちの人柄がよく描かれており、一例として、恰幅がよく礼儀正しく心優しい役職男性が、
ホテルで会社での苦慮を吐露しながらの授乳赤ちゃんプレイでちんぽをしごかれる様などはかなり生々しい。
作画面ではシャープな線画ながら熟れた人妻の豊満なおっぱいが実に魅力的に描かれ、
それらを駆使したプレイと様々なアングル、コマ割で読者の欲求にしっかり応えてくれている。
ストーリーの面白さ、新しさに、勿論エロ方面も高水準で一挙両得な作品。 三:12-09.乳娘MIX▼/梅玉奈部
他のエロ漫画では見られない、多種多様なネタを題材としたハード・コア短編集。
タイトルこそ違えど著者のファンにとってはお馴染みの「オペレーション大作戦」シリーズの最新刊。
「乳娘MIX」と書いて「にゅーこみっくす(New comics)」と読ませる著者のセンスは内容にまで染み渡っており、
釣りや永久凍土、マンモス等、エロ漫画の題材にしてはかなりピントの外れたネタを好んで使用している。
エロに関係しているとしても、Y染色体やメスライオンの発情など、
性的本能よりも知的好奇心をくすぐる内容だったりと、一言で言えば「変わっている」作品群になっている。
しかし、こういった雑学知識豊富な一昔前の所謂「おたく」っぽい内容は、
現代では希薄になったエロメディアと一体となっていたサブカルチャー、アンダーグラウンド文化の匂いを感じさせてくれる。
一例として自室で自慰に耽る女の子を台詞なしで、サイレントとして描いてしまうという内容は、
発想事態が若い人には理解してもらえないのではないかという、世代間の違いを感じさせるものになっている。
雑学的台詞が至る所に入り乱れる一方、エロ描写がおざなりになる訳ではなく雑学の濃度と負けず劣らずの絡みを見せ、
生々しく描かれた陰唇に柔らかく膨らんだ痴丘、いやらしく硬くなった乳首と柔らかくひしゃげた双乳が、
亀頭がぱんぱんに腫れ上がって反り上がった相手役の勃起に貫かれるハードファックは素晴らしく、
収録作品の掲載間隔10年のスパンの長さを感じさせない。
ネタだけでなく物語自体も面白くオチも秀逸で、皮肉が込められたラストページにはにやりと黒い笑いを洩らしてしまう。
エロだけでも満足できる作品なので、あまり難しく考えなくても気になる人にはおすすめしたい作品。 四:11-07.西暦2200年のオタ/ながしま超助
未来にタイムスリップした青年が、政治紛争にセックスで介入させられるエロティックSFアドベンチャー!
あるコスプレアイドルの追っかけをしている主人公は、彼女が中年男性とラブホテルに入るところを目撃してしまう。
その後を付けると想像通りの援助交際現場で、あわや覗きがばれそうになった所へ現れた奇妙な裂け目に逃げ込むと、
そこはセックスをエネルギーに変えて繁栄した、ハイテクノロジーな未来の都市だった。
掲載誌であるアクションピザッツはこれまでも女子アナウンサーやプロ野球選手など、
「何故、今、その題材を扱うのか?」という疑問など跳ね除ける、我が道を行く男らしい誌面を形成していたが、
本作はレトロフューチャーSFというエロマンガどころか一般紙でもやらない様なネタを扱っている。
しかし、これまでの作品もそうだったように、描かれている内容は本格的なもので、
本作のそこかしこにある過去のSF作品へのオマージュから、SFに対する著者の熱い想いが感じられ、
第一話からして、あの無重力セックスを描いている点からも並々ならぬ意気込みであることがわかる。
物語も新エネルギーを牛耳る支配者層と、それを教授するしかない下層人民、
そしてそれを打破するために結集した反乱軍との争いという王道を行くもので、
過去の戦争による環境の変化から男性の精子は汚染され、セックスで子供が作られなくなってしまったという設定の世界。
女性の性的興奮に反応する鉱石から大量のエネルギーを得られるようになったが、
RV技術の発展でまともにセックスができなくなってしまった男の代わりに、
高性能男性型ロボット「リアルマン」とセックスすることで支配者層はエネルギーを潤沢に使うことができる。
このリアルマンに勘違いされた主人公が健康的な肉体ゆえに、これを凌ぐエネルギーを導き出すことができるため、
支配者層と反乱軍が彼を奪い合うというのが大まかな物語である。 作風はコメディタッチが主流であり、女性ばかりの反乱軍もギャルっぽい言動で、
彼女らに協力する主人公とのセックスのノリも穏やかだが、後半になるにつれ大規模テロを画策するシリアスな展開になり、
エロマンガとは思えない熱い死闘の様子が描かれる。
もはやエロよりも、圧縮脳を移植したバイブアンドロイドなどSF心くすぐるギミックや、
レトロフューチャー的エロコスチュームのデザインなどの方が面白すぎてそちらの方に目が行ってしまう。
そしてなんと巻数こそ書いていないもののこれが第1巻で、
以下続刊という挑戦的過ぎる構成に驚かされるが、個人的には心から拍手を送りたい想いである。
この作品を俺以外が買い、期待しているのか疑問でしょうがないのだが、文句なしに面白く、
最後まで応援せざるをえない強烈なインパクトを持った作品。 五:09-34.やさしくおかして/あまゆみ
強く抱かれる程に涙を浮かべ、喉の奥から快楽の嬌声を迸らせる真性マゾ娘たちの性愛を描いた短編集。
SMにあまり関心のない自分のような人間には、マゾヒストというと鞭打たれ蝋をたらされ痛めつけられる人、
という認識しかなく、それが性癖として結びつくことがない。
しかし著者の描く女性を眺めていると、彼女たちが何に対して喜びを感じているのかおぼろげながら見えてくる。
彼女たちは痛みを喜びとするように強制されているわけでも、マインドコントロールされているわけでもなく、
それが相手の男性の愛のある行為だから快感を感じているのである。
であるからその行為は、強ければ強いほど比して強い愛を感じるのである。
そうなると今度は痛めつけ、傷付けられる事が愛の証だと勘違いしている変な女性、という見方ができてしまうが、
本作で描かれる女性は大半が年上か、気の強い女性であり、強弱はあれど皆自尊心のある自立した女性であり、
愛に盲目的になりすぎて読者が置いてきぼりになるようなことはない。
むしろ自立しているからこそ、相手の男性の愛に依存している部分がより強調され、
普段とは打って変わって、従順に男の欲望を受け入れ涙ながらに恐悦する姿にエロティシズムを感じるのである。 以上の様な骨格部分が確りしていることで、後に描かれる性行為の無茶な描写が栄える。
告白されたすぐ後、指で秘部をぐちゃぐちゃにされながらその様子を実況されて、嫌と言えども指をきゅうきゅう締め付け、
パイズリフェラで巨根を頬張らされて口内射精されれば、涙をためて喜びの余り失禁する。
まるで小動物をいじめている様な嗜虐感と、それでも健気に擦り寄ってくる従順さを感じさせ、
その小さく柔らかな身体にいとしさを感じてたまらなくなる。
読後には、タイトルの「やさしくおかして Please Softly Raping」という一見矛盾する言葉に、
読者は納得してしまうようになるだろう。
このジャンルに食指の動かない人にも、入門編としておすすめしたい作品。 ○───< 総評と自由発言 >───────────────――─――─―─―─――─○
ライトエロを主に読んできた自分が、年5作以上購入したのは2017年が初。
それもそのはず、ライトエロ衰退の影響でマーク付に移ってきた作家の作品を、
作家買いしているからですが、気になるのはその作風の変化。
ライトエロに比べて絵の情報量の多いマーク付市場での潮流や、
比較的青年誌よりのストーリーがどうなるのか気になっていましたが、
選んだ5作はどちらも高水準でまとめられた作品を選びました。
中でも「西暦2200年のオタ」はこの内容を、この版形で、1Kという値段で売ってしまう、豪華本のような構成で、
勝負に出たなぁという思いが湧きます。
文化は高価格なものと低価格なものとに分かれていくと言われますが、
エロマンガも携帯コミックの登場で、紙媒体のものは高価格、高品質な方向に向かっているように思ったそんな2017年でした。 ○──―[リスト番号・タイトル・著者]─―――─────────―――───―――─○
一:04-27.近親痴漢白書/沢尻メロウ
二:05-32.ちいサイズ/まるころんど
三:09-35.キモチイイのがスキなんです/くまのとおる
四:10-38.制服至上主義 -冬- /はらざきたくま
五:11-26.可愛い妹とイケない事しています!/椿十四郎
―──▼以下コメント欄(2行は書きましょう)▼─――――───────―――─―――
一:主人公が出会い系?痴漢サークルで相手を間違えて妹を痴漢してしまって…という始まりからインモラルな欲望に翻弄される主人公と妹のストーリー
筆者の前作が割と甘甘系のエロ漫画だっただけに、だんだんとダーク展開に墜ちていくのが「これが見たかったんじゃない!」と思いつつも、その展開にふさわしいエロ展開に興奮
なんだかんだで今年のベスト5に入れました
サークル員がバス借り切って乱交セックスするシーンは2017年エロ描写シーンで私が一番好きなシーンでした
二:割とかわいい表紙からはあんまり想像できない、そこそこ鬼畜な内容の短編集。ライト鬼畜系でしょうか
元々阿?掲載の作品をまとめた単行本なんですが、結構加筆修正してあって、双子の話なんて一人全くキャラデザ変わってて「双子なのに顔違ってる」
と単行本を見てちょっとがっかりしたりもしたのですが、それでもやっぱり筆者の描く女の子はかわいい
「いもうとな少女の絵本」のみさきちゃんのちょっと面倒くさいけど素直な女の子の感じがとても良かった
三:こちらは甘甘の短編作品集。前作も良かったけど今作も良かったです。
筆者の一番の魅力って「このシチュエーションひょっとして起こるかもしれないんじゃないか」って思わせるところだと思うんですよ(でもめちゃくちゃな展開の短編も入ってますよ)
「基本的に絶対起こりえないんだけど、ひょっとしてこれなら奇跡が起これば自分の人生に一回は転がってくるんじゃね?」
そう思わせるようなシチュエーションが多くて正直、話の展開としてはエロ漫画として平板な物が多いにもかかわらず、じっくり読んでしまい、良いエロ漫画読んだなって気分になる
ここに筆者の魅力があると思うんですよ。決して派手でもないし、エロ漫画界の逸材って感じでもない(失礼)ですが、筆者はこのスタイルいつまでも続けて欲しい 四:制服愛に溢れる一作。架空の高校を8校も作ってそこの学校の歴史、校章、制服のタイプなど事細かく紹介したカラー巻末付録も凄い
制服の情念溢れる一作。もちろんエロ漫画家として実力ある筆者作品なので内容も十分満足
エロシーンでも制服は全部脱がないなどの徹底ぶりに敬意を表したい
きっとあなたの好きな制服も1校は見つかるはず!
五:妹だらけの短編集。元々姉や妹ジャンルを得意としてる(というかこのジャンル以外の漫画描かない?)、椿十四郎の新作
いろんな妹ジャンル作家がいる中で、筆者が特に凄いと思うのは妹がかわいくない所なんですよね(もちろんかわいい妹もいっぱいいます)
芋くさかったり容姿がかわいくないっていうのは結構重要で、これこそが妹リアリティだと思うんです(妹いないので勝手な思い込みですが)
全然かわいくない妹と何か知らないけど好き好きな間柄になったって所に、真の妹マニアの琴線をくすぐられます
かわいい妹なんて、それ単にかわいいだけの同居人です!
とか言いながらかわいい妹もたくさん出てるので誰がかっても損しない仕上がりになっています
○───< 総評と自由発言 >───────────────――─――─―─―─――─○
今年は例年に比べてもそう劣らない作品が多かった気がしますが、少しパンチに欠けた感じもする年でした
エロ漫画を買い始めてもう10年近く。そろそろ保管場所の空きもなくなりエロ漫画をどう保管しようと悩む時期になりました
電子版に手を出そうかなって思いつつも、未だに紙の漫画買ってるのは未だに紙の本を神聖視しているからなのかなあ >>53
二:05-32.ちいサイズ/まるころんど
の評で
「あうん」の「うん」の字が表記されませんね
「阿吽」の「うん」は「口」と「乞」を合わせた物なんですが2chでは表記されないみたい
評で描いた連載媒体っていうのはヒット出版の「あうん」のことです この板自体がおちてるな、ってときは
ぴんく難民の方のスレにカキコするんだぜ
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