■♀■
亡き義母の墓参りも済み、私たち三人は夫の生家に戻っていた。
時刻は午後1時過ぎていた。
墓参りするまえにあらかじめ食事を済ませていたから、三人ともあらためて昼食をとることはなかった。
何をするでもなく、喪服姿のままくつろいでいると、夫が自分の鞄からビデオカメラを取り出した。
最新のもので、内臓されたハードデイスクに記録するものらしい。
旅行の思い出を記録するために、夫が買ったものだ。
旅行の思い出を記録すためという口実ではあるが、私は本当の理由を知っている。
それは、私たち家族の淫靡で愛欲の姿を記録するため。
そのことを考えると、私は自然と濡れてきた。
足をのばして座っていた私は、夫に向けて両膝をまげてМ字開脚をした。
スカートはまくれ、ストッキングにガータベルト、その上からはいていたシースルーのパンティーがあらわになった。
そして、上着のボタンを全てはずしカップレスブラを露わにする。
乳房を覆い隠す普通のものではなく、あきらかにそれを目的とするデザインのもの。
乳房の横から下を支えるだけのカップで、乳首は露わになっている。
私の乳首は、上着の裏地にこすれて起っていた。
夫と息子の視線がこちらに向く。
これが暗黙の了解、セックスを始める合図になっていた。
夫は、ビデオカメラのスイッチを入れてレンズを私に向けた。
私は自然といろいろとセクシーなポーズをとり、男たちを挑発した。
一通りポーズを終えると、夫がカメラのモニターを見ながら言った。