登場人物の名前からの考察ですが、まず唯子の名字である秋月や秋の月などでググってみるとこんな和歌を見つけました「秋の夜の月の光はきよけれど 人の心の隈は照らさず」
意味は「どんなに月が明るくてもあの人の本当の気持ちまでは見えないということでしょうか」これは旦那(の名字)では唯子の気持ちが見えない、また暁年と暁人の共通の「暁」は夜が開けてしまう頃を表す漢字で唯子の名字がなくなってしまう暗示なのかと思いました。
それとは違い満司と聖満の共通の「満」は夜に煌々と輝く満月で、作品名の「月下香の檻」の月下香は夜に香りが強くなる事から月下香=唯子だとすると唯子の真の魅力をひき出すのは、夜が明ける「暁」より夜に輝く「満」だと思う。
あと満司の名字である「三好」の意味はなんだろう「女、調教、金」なんだろうか?
最後に唯子さんの「唯」の意味だがググってみると「ただ。そのものだけ。それだけ。」で温泉宿屋で書いた「三好唯子」は満司に染まってただそれだけになった状態を表しているのかもな。