捨てられた妻と捨てられた皇妃の類似部分(無料2話まで).1

タイトル
捨てられた皇妃
捨てられた妻

【皇妃】
モニーク侯爵家に生まれた娘で皇后になる為に多忙な日々を過ごした。
【妻】
ネメシフ侯爵家の末席にあたる分家の娘でエステリーヤ侯爵家の妻にふさわしい女性になるべく厳しい教育を施されてきた

【皇妃】
33代目皇帝ミルカン・ル・シャーナ・カスティーナ
【妻】
第33代アルタージュ帝国ギデオグ皇帝陛下

【皇妃】
ヒロイン「うわ〜シルバーの髪なんてはじめて見る!綺麗ね〜!!」
【妻】
ヒロイン「シンティキア様の髪の色綺麗ですね。本当に銀色に光り輝いていてとっても綺麗!」

【皇妃】
(先皇とよくご一緒した庭園…今は私一人)
(先皇…お会いしたいです…)※主人公が泣きながら

【妻】
裏庭にあるガゼホへと移動する。ガゼホは屋根が藤の木で覆われており、満開の藤の花にシンティキアは励まされているような気がした。シンティキアにとって藤の花は先代エステリーヤ侯爵との優しい思い出の象徴だった。
先代エステリーヤ侯爵は何かとシンティキアのことを気遣ってくれ、会うとまるで自分の娘の様に可愛がってくれた。
涙が自然にあふれ、慌てて顔を隠すように俯く。夜で人目がないとわかっていたが、泣くことを良しとしないシンティキアのプライドが許さなかった。慌てて涙をぬぐうが、次から次へと涙が溢れてくる。
シンティキアと優しく呼ぶ先代エステリーヤ侯爵の声が今にも聞こえてきそうだった。
「お会いしたいです、侯爵様」