力士を大勢育て上げ、世に送り出す為に
初代親方が創り上げた相撲道場じゃ。
当初からその修行のすさまじさは
風の噂で多くの男達に知れ渡り、
日本各地から大勢の猛者達が
入門を希望し、男を磨いていった。
勿論わしやお前の親父もしかりじゃ。
ある日、鬼ノ山部屋に挑戦状を
叩きつけてきた連中がいた。
そいつらこそ明神会じゃ！
奴等の目的はこの鬼ノ山に埋まっとる
莫大な量の金鉱じゃ。
わしらの仲間は次々と汚い手口で
奴等に殺され、鬼ノ山部屋を潰しに
かかってきた。
わしらは自分達の聖地でもある
この山を死んでも守る
使命があるんじゃ！
くだらん富のために
わしらの夢を踏みにじり
仲間の命を奪った明神会を
許すわけにはいかんのじゃ！
明神会との戦いは20年以上経った
今でも続いておる。
その間、わしらの力になりたいという若者達が
自らの人生をこの戦いに捧げてくれとる。
そして明神会壊滅を目指し、日々修行を
積んでおるんじゃ。