つまり、今回の逮捕もワタシ的には、そりゃ多少はショックではあるが、それほど驚いてもいないのである。
なぜなら少なくともワタシはソロとしての成功作「OFF THE WALL」から今までずっとリアルタイムにその「スーパースター」の発生と過程をファンとして見てきたからね、「だってマイケルじゃん」という感じなのである。
マイケルは今回の事、おそらく「やった」んだと思う。
でもそこに「虐待」という心理は皆無だったんじゃないかな。ただただ人が好きで、子どもが好きで、その結果が(世間的には)「歪んだ愛情」としてアウトプットされたんじゃないかと。だってマイケルだもん。

「POPSの王様」は一般大衆のフィールドに引きずり降ろされて審判される。でもそんなことに意味があるんだろうか、たしかにやったことに対してはマイケルといえども許されることじゃないかもしれんが、なんか釈然としない。
日本へ来た外国人に「日本にいるなら日本語を使え」と言ってるような。

マイケルを否定するってのは自分自身の80年代を否定するようで、ヤダ。
まあ、静かに今後のマイケルを見守っていきたいと思う。

ちなみにワタシのベストアルバムはやっぱり「OFF THE WALL」につきる。スリラー以降のギミック系の曲は無いので地味かもしれんが、純粋なソウル・R&B;の佳曲揃いで、今聴いてもマジカッコイイ。

あと余談ですが、この季節になると新潟の瓢湖へ飛んでくる渡り鳥(白鳥)が、夜ウチのマンションの真上を鳴きながら飛んでいくんですが(どうやらコースらしい)この鳴き声が、マイケルの「ポー!!」と酷似してんの。
冬の風物詩なのです。ポー!が。