あれから数十年経っているにもかかわらず、セックスおばさんはまったく年をとっていなかった
綺麗で、オッパイの大きな、あの頃のセックスおばさんのままだった
今では俺の方が遥かに年上だ

俺は夢を見ているような気持ちで、フラフラと彼女へと歩み寄った
前へ出て向かい合うと、彼女は足を止めて少し不思議そうに俺を見上げた

俺は、何十年も前に言えなかったあの台詞を
何度も妄想の中では口にしたあの言葉を
セックスおばさんに向けて言ったんだ

「セックスさせて下さい」

数分後、俺は通報により駆けつけた警察官数名に取り押さえられ、コンクリートにうつ伏せの格好で手錠を掛けられていた