>>519ドンマイ!

>>518
数年後に巡業先で暁年を見かけて懐かしさと素直に謝ろうと近づいた時に暁年の傍らに女性の姿が。二人は唯子に気も止めず手を繋ぎ歩いて行く。暁年の笑顔は照れながらも穏やかで暖かく前は自分だけに向けられていたのに。

若い女性達が「あんな年齢になっても愛し合ってる夫婦って素敵よね。憧れるわね。」と賑やかに話あってる。

唯子は呆然と立ち尽くす。そんな唯子を女性達は怪訝な表情を向けられるが体から力が抜けその場に立つことしか出来ない。

ここが暁年が旅行に行こうと言っていた場所だという事に二人が見えなくなってから気づいた。

季節は晩秋、これから寒さが厳しくなる。