釈迦はある日の朝、極楽を散歩中に蓮池を通して下の四流漫画家地獄を覗き見た。罪人どもが苦しんでいる中にKumagoroという男を見つけた。
Kumaは男どすこいの連載や雑誌からの逃亡などをした極悪人であったが、過去に一度だけ善行を成したことがあった。
それはHATEリストから「す。」を助けたことだった。
それを思い出した釈迦は、彼を地獄から救い出してやろうと、「す。」をKumaめがけて下ろした。

地獄でまるでドムのような女子高生と半裸に近い格好の巨乳美少女にルートビアを飲まされながらプロ野球中継を見せられている時に天から垂れて来た「す。」を見たKumaは、この「す。」を捕まえたら地獄から出られると考え、「す。」につかまって昇り始めた。
ところが途中で疲れてふと下を見下ろすと、数多の四流漫画家達が地獄で自分の作品を読んで「kumagoro痛いな……」「顔のアップばっかりの漫画かってもしょうがねぇ」「切ないですね。あなたの作品は無駄だったということです。」とバカにしている。
このままでは四流漫画家達にバカにされたまま引き下がれないと思ったKumaは、
下に向かって大声で「分かったから…俺の作品がお前らみたいな連中には理解できないのは…」と喚いた。
その途端、「す。」が壊れてしまい、Kumaは五流漫画家地獄の底に堕ちてしまった。

自分の漫画がダメと認めなかったせいで、結局余計ひどい地獄へ堕ちてしまったKumaを浅ましく思ったのか、
それを見ていた釈迦は悲しそうな顔をして蓮池から立ち去った。