>ワルの冷二にすがりつく真樹子には他のヒロインと違って身体(性感堕ち)だけでなく精神(マゾ愛)まで捧げた女の哀れな美しさがにじみでている
激しく同意!そこそこ!!
(死別などの元夫含め)夫に対する寝取られは少ないけど、夏子に正直言って寝取られというか子供の前での罪悪感も含めなし崩しで流され
ている気がするから性快感堕ちとしては真樹子と同じ。
ただのS(サド)で痛めつけて責めて人生を破壊して肉体も破壊するだけではなく、嬲り倒しても快感で逝かせまくっているのが結城彩雨作品
の真骨頂というか素晴らしさだと思うひとりとしては、どんなに責めて「イヤ嫌」と言っていてもその先に依存というか肉体相手に愛を感じて堕
ちる真樹子は素晴らしい。
凌辱相手であり、堕ちるキッカケになった冷二に時に見せつけたり、愛を求めたり、すがったり…しているのにつまみ食いの川口に冷二への
操(貞操)を言うのもツボだし、それなのに快美感に溺れて逝くし、たぶんというか最後に事故起こしちゃったけど…もしも続編が有ったらた
ぶん生き延びて地下室か犬小屋で犬の牝として犬に抱きついていることすら想像させる。
もちろん乱身調書の川野江里子の好きなのも同じ(上の人は異論あるみたいだけどスマヘンナァ^^;)
凌辱されても夫に操を立ててもがき苦しむ様が好きってのは裏を返せば、勘違いだとしても肉体のつながりと愛情とを同一視する純粋さと
健気さをヒロインに求めているのに気付かされる。
ってことで、真樹子に1票。