数年前、ふとある山の事を思い出した。
一人で荒行した時に行った小さな蕎麦屋のある村。
心のこもったもてなしが印象的だったが、なぜか急に行きたくなった。

連休に一人でVWビートルを走らせた。
ワタシはある程度記憶力に自信があるつもりだし(余談、友人T様、当日葬式に行くための礼服を借りに行ってる時、電話かかってきて「礼服じゃなくて喪服でしょ!」とさんざん罵倒されたんだけど...
あの場ではいわんかったが、礼服ってのは喪服も含めた冠婚葬祭用の黒服を総称して言うの!あんまり筋違いな事で攻撃されてなーんか気分悪かったわ!という話も覚えている。)、道は覚えてる。
山に近付くと、場所を示す看板があるはずなのだが、
その看板を見つけたときあれっと思った。
「この先○○km」となっていた(と思うけど、一人で行ったから確認できなかった。あーあ、ワタシの趣味と合う人間が周りにいないのよね…)のが、「巨根WOW」になっていた。
変な予感と行ってみたい気持ちが交錯したが、行ってみる事にした。
マツダで入ってみると山は野壷だらけになっており、野壷にもゴボウが巻きついていマツダ車を降りようとすると、20mくらい先の獣の死体から、
がやたらチンポの大きい豚?が出てきた。

誰じゃいーーーッッッ!!!とか思っていると、周りにもいっぱいいるわ!
しかもキモい動きで追いかけてきた・・・。嫌いだわ!
とても相撲とは思えない構えをしながら、貴様じゃ…ッ!とか言いながら。

フィアット車から降りないでよかった。
恐ろしい勢いでマツダ車をバックさせ、
とんでもない勢いで国道まで飛ばした。
帰って地図を見ても、数年前に言った村と、
その日行った場所は間違っていなかった。

だが、もう一度行こうとは思わない。
この数日はワタシなりに怖がっていたつもり(飲みに行ったけど)。

この文章だけ読むと、ワタシ、すごく怖い事言っているように思われかねないけど、こんな愚痴、だれにも話せないじゃん。言えば言ったで、薄っぺらな解釈されて「そんなこと言ってる時じゃないでしょ」とか、言われかねない。

まあ、たかが怪現象なんだけどね。
誕生日メールいただいた方、涙でそうでした(泣)。