倶楽部からの帰り道、罪悪感で押し潰されそうな妻を旦那は優しく包みこむような愛情で言葉少なくも、寄り添い支えてたんだろう。

唯子さんは家で待つ息子を欺いた最低な母親がどんな顔して息子に会えばいいのかと気持ちは沈む。
もし、どこに出掛けてたのかと詰問されたらどう答えようとかとさらに気持ちは沈む。

旦那はまるで、何も特別なことはなかったように、暁人にあったら普通に接しようと玄関を開ける。

すると、予想外に優しい眼差しで息子に出迎えられ、旦那も唯子さんも戸惑い、一瞬見つめあう。

夫婦で見つめあい、息子にただいまと答えたその瞬間だけは元の家族のときのような
安らかな気持ちが戻ったんだろうね。

状況は辛く、切なくとも、希望のある未来を連想させる終わりかただったと思うね。

長文すまん。