>>197さん

貴重な情報をありがとうございます。
そうなのですよね。確かに天城鷹雄氏の作品には扇氏が住んでいらっしゃったという九州地方の細かな描写があるのですよね。
う〜ん。

私がお話しさせて頂いた以下のポイントも、見方を変えると、天城鷹雄名で長編を出すことに集中し、そしてさらに当時のフランス書院編集部の意見も大きかったのだと思いますが、
母子相姦をメインして極端な臀責め・アナル責め等の描写を減らす作風にした・・ともとれますね。

1. 扇紳之介氏はSM雑誌では連載物などの長編を一つも出していないこと。
2. 1992年以降扇紳之介の名はSM雑誌から消えていること。
3. 扇紳之介氏のそれまでの作品では母子相姦は決してメインではないこと。
3. 扇紳之介氏の、ときに凄惨を極めるような臀責め・アナル責め(大量の連続浣腸責め含む)といった描写が天城鷹雄氏の長編作品では極めて少ないこと。

極端な臀責め・アナル責めの描写は無しという点に関しては、扇氏はそのような作品は「手の内の芸ではない」と考えていたようですが、
でも実際には『淫 乱─鎌倉未亡人』で既に書き上げていらっしゃったのですから、『淫 乱─鎌倉未亡人』以上の母子相姦をメインにして、しかも極端な臀責め・アナル責めを省いた長編は書こうと思えば書けたのかもしれません。