卍は幾人もの罪なき女を牝奴隷に仕立ててきた
牝奴隷に堕とされた女はステージ出演や売春等を通じて卍の収入源となり、彼のステータスの装飾ともなっている
女の篭絡に努力を惜しまない反面、将来設計など皆無、刹那的に生きる卍が身を立てる唯一の才能が調教師だった
故に卍に目を付けられれば牝奴隷に堕ちるしかない、これも管理人の見立て通りではある

牝奴隷を産業動物的に扱う卍からすれば、個々の牝奴隷の飼育に経済性はない
彼が望む通りに使役できれば良く、それ以上の配慮すらしないのは自ら手を掛けた牝奴隷ならではともいえる
卍が与える快楽に溺れ身体に刻印まで受けて牝奴隷を自認した女が服従に幸福さえ見出していても、支配者と服従者の視線は重ならない
故に女は時に針の筵でなくとも薄氷を踏むような思いで、時に卍に思い焦がれながら家庭の時を過ごしている