>>35
そう単純な話じゃない
唯子は家族への想いをなくしたんでなく、卍へのより強い想いを抱かされてしまったって話
卍以前の家族との幸せはまがいもの、卍に与えられる快楽が本当の幸せと身体に刻み込まれて

唯子は家族に申し訳なく思っているけど卍を愛することをはやめられない
裏返せば家族への想いがあるからこそピアスを外せないほどに強い卍への傾倒を申し訳なく思う訳だ

家族への想いを贖罪といえば、償うことになるんでちょっと違う
この場合、罪を知りつつ罪を犯し続けるので慙愧とか忸怩が相当、状況の閉塞感からいえばこれぞまさに檻