>>691
だいぶ前の話を蒸し返すのだが、それは月下香の檻というタイトルの解釈に尽きる。
唯子は、良妻賢母を牝に堕とすほどに危険で、逃れられない快楽の『檻』に囚われの身。
帰宅を乞う暁年に心動かされるも、満司から離れられない、家族の元へ戻れない。
故に暁年は、満司が出した条件を飲むことでしか、唯子を取り戻すことができなかった。
加えて、唯子は夫の眼前でのステージを拒絶するも、満司に「ならばお前とはこれまで」
「だが、身がもたんだろう」などと脅され条件を承諾させられたとの推論も成立する。
すべてを『檻』ありきで捉えると、謎は無いと思うのだが…どうだろう。