(続き)
世徒漫画に出てくる女キャラクターのアーキタイプとして、天然で、かつ男の性欲を無差別に受け止めてくれる聖母マリアのような母性を持つ女というものがあって、
典型的には雨森のようなキャラクターがそうだが、千歳もこれに当てはまる
そしておそらく世徒ゆうきはこのアーキタイプ以外の女キャラクターというものを描けないのだとおもう(唯一の例外は375だが、あれは人格をもったキャラクターとして評価するには尺が短すぎる)
上記のアーキタイプは短編やストーリー性のないエロ漫画ならうまく機能するのだろうが、まがりなりにも長編のストーリー漫画となるとああいう天然キャラではどうしても物語が回らなくなってしまう
その弱点がもろに出たのが千歳という漫画で、作画能力の高い作家による寝取られ漫画という一部界隈の評価を高める要素を除けば、スーリー漫画としてはまったくの駄作だとおもう
次回作もキャラクターの数からして長編になるような匂いがあるのだが、以上の理由からおれは正直あまり期待していない