貴族で思い出したけど、エプタメロンっていうルネサンス期の物語集の一篇で
アクシデント的な母子相姦での末に子供を産むのがあって凄く興奮した
夫が亡くなってからは男も寄せ付けずに信心深く息子を育てる未亡人貴族がいて
息子にも清く正しい教育だけをしていたんだけど、思春期になった息子は小間使いの女性に懸想するようになる。
母親は「うちの息子がそんな劣情を抱くわけない。お前(小間使い)の虚言だと証明してやるわよ!」
というつもりで小間使いとベッドを入れ替えて寝てたら、その夜に小間使いと母親を勘違いしたままの息子に夜這いされてしまう。。
母親的にはしばらく我慢して決定的な場面で叱るつもりだったけど、十数年ぶりの性的快楽に負けて最後までやってしまい息子の子供を孕んでしまう。
(息子は最後まで気付かず初恋の人で童貞卒業したと思ってる。)
母親は死にたくなるくらい後悔したけどクリスチャンだから自殺も堕ろすこともできないので、
近親相姦自体を隠蔽しようとあの手この手をつくすことになる。
息子には即日「お前はもう立派な大人だから、遠い親戚の城で仕えてきなさい」と旅に出して時間を稼ぎ
自分は病気ということにして臨月まで部屋に籠った末に、異母兄の城に逗留して女児を出産した。
産んだ赤ん坊はその城の乳母の子として育てさせることにして、母親はこれで隠蔽完了したと安心する。
その後も息子が里帰りしようと文を送る度に「また同じ過ちを繰り返したらどうしよう…」との不安から
ちゃんとした結婚相手を連れてくるまで帰っちゃだめだと条件を付けて駄目出しし続ける。
そして十数年ぶりに帰ってきた息子が連れてきた結婚相手が自分と息子の間に生まれた娘で絶望するってオチ。
息子と娘は事情を知らないからイチャイチャ夫婦なんだけど、母親はそれを見るたびにひとり罪悪感に押しつぶされるという…
下手な長文説明で申し訳ないけど誰かに漫画化して欲しいくらい好みのシチュでした